ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

オオアオイトトンボ 2023<6月①>

2023-06-16 | アオイトトンボ科

<6.13>

意外な場所で

3日後の多摩の池。この日もヤブヤンマ羽化の目撃はなく殻が1個。当地の羽化時期は早めですが、これからか。

池では朝早くからオオアオイトトンボが羽化中。羽化時間はまちまちなので新たな羽化を待つも気配がありません。
ところが、意外な場所で休止期の♂を見つけました。池から1m程離れた石の裏側です。晴れて最高気温29℃。

♂ 休止 10時30分頃 





全肢で殻に掴まってから約3分後に脱出完了




脱出直後


羽化場所は大きな石の裏側の暗い所で池の反対側 上陸して石を回り込んで到達した様子


脱出7分後 翅の伸長過程 


思いもよらぬ石での羽化でしたが、さらに驚いたのは太い幹での羽化です。しかも池から5m離れて地上1m程。
ヤゴがここまで歩いてきて羽化するとは。何がそうさせたのか不思議な生態の発見でした。

大木で羽化する♀ 殻から移動した後で殻は画面の下端に見える








通常見られる池での羽化の様子です。池中央の枝の他、大くは池端の植物か小枝に掴まって羽化しています。

池の中央の♂ 


すぐ上にオオシオカラトンボが縄張りに来る この枝には羽化殻が3個


池端の♂ 同じ一角に集中していた




先行して羽化していた右の♂が這い上がってきた




羽化が進行し飛立ち間近の♂


同♀ 

2023.6.13 東京都

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オオシオカラトンボ 2023<6月>

2023-06-15 | トンボ科

<6.10>

これはこれでよし

梅雨入りして、しばらく晴れ間がない見込み。羽化を狙うしかなく、やや早いもののヤブヤンマに行きました。
傘をさして行く気力はないものの、雨は免れそう。目撃なしでしたが、殻1個を確認。羽化は始まっていました。

池から3m程の草叢では、オオシオカラトンボが羽化中で3♂、1♀を目撃。こちらはそろそろ終わる気配です。
意外に撮影機会がないので、これはこれでよしとします。この時期らしい曇天、最低19℃、最高気温25℃。

♂ 羽化


すっかり色付いて開翅 羽化直後から成熟前の黄色の♂はなかなか美しい


別個体♂ 10時までにすべて飛びました

2023.6.10 東京都


<6.13>

3日後に行くと、新たな羽化殻が数個見られましたが、この日の羽化はありませんでした。
久々に晴れて産卵が活況。アサザの咲く池に次々に♀が入ります。最高気温29℃まで上昇、かなり蒸して暑い日。

♀ 産卵 若く綺麗な個体ばかり







2023.6.13 東京都

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アオハダトンボ 2023<6月>

2023-06-13 | ・アオハダトンボ

<6.8>

終盤近し

アオサナエの産卵待ちに集中すべきところでも、アオハダトンボが近くに来ると思わずカメラを向けてしまいます。
大雨で環境が激変しましたが、前回と同じ辺りで産卵。終盤が近くなって♂が執拗にモーションをかけていました。

♀が拒否しないと分かるとすかさず連結 ♂の翅は随分痛んでいる


移精の直前


移精


すんなり交尾成立


別の交尾態


交尾態に干渉する♂


♀ 産卵






縄張りの♂

2023.6.8 埼玉県

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アオサナエ 2023<6月>

2023-06-11 | サナエトンボ科アオサナエ属・ホンサナエ属

<6.8>

梅雨入り

5月下旬から河川の増水で見合わせていたアオサナエの産卵。今後も雨予報でこの日しか選択の余地がありません。
夕方に降られる覚悟で行きましたが一日曇天のまま。この日関東も梅雨入りが宣言されました。最高気温28℃。

晴れ間が殆どないので♂が不活性で産卵には好都合のはず。それでも、5回飛来したうち2♀が捕捉されました。
長くても20秒の産卵で落着かず、満足にシャッターが切れないまま終了。今季はこれで諦めです。

12時20分頃の産卵 この日の第1号 約20秒間の産卵 黄緑色が綺麗な個体






最後に打水して飛び去る


15時近くになって2♀が飛来しましたが、一方は産卵前に♂に追われ、もう一方は即刻♂に捕捉されました。

15時10分頃の産卵 4回目に飛来した♀は15秒で♂に捕捉された




♂に押さえ込まれて草叢に落下した瞬間 重なってしまった 瞬時に飛び交尾態に


15時25分頃の産卵 5回目に飛来した♀ 20秒間産卵したが、動きが激しく暗くなって姿を追うのが厳しい


やっと横を向いたが卵塊形成途上 この後は17時まで待って♀の飛来なし


大雨で流されてきた川中の枝で縄張りする♂ 曇天でも常時3♂が飛び回っていた





2023.6.8 埼玉県

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ウチワヤンマ 2023<6月>

2023-06-10 | サナエトンボ科ウチワヤンマ属

<6.6>

結局定番

狙っても撮れないオオヤマトンボの産卵ですが、曇天の方が確率が高いと想定して都区内の公園に行きました。
♂が何度も見回る澱みが産卵ポイントとみて待機すると、♀が飛来したもののカメラを構えた途端に♂が捕捉。
今回も失敗でした。交尾態は遠くに飛ばないはずなので30分以上探しましたが、発見できずに終わりました。

結局、定番のウチワヤンマの撮影です。♂が不活性で交尾飛翔の目撃は4対、近くで交尾を解いたのは1対です。
産卵の目撃は2♀で1♀は単独で飛来しました。日射しが出ることはなく、最高気温25℃。

単独で飛来して着地、少し上に飛んで再び着地してから産卵開始 5m程離れて縄張りする♂を警戒した様子


2分近く産卵したが、卵の出が悪い




打水 




交尾飛翔 ここで速度を緩めたが、交尾を解かず再加速した




同じ場所で交尾を解いたケース 着地はしなくとも、解除前に♂、♀とも後肢を伸ばしている


コシアキトンボの♂も不活性でしたが、一度のみ♀が飛来。一帯で見たイトトンボはすべてクロイトトンボです。

<コシアキトンボ> 産卵



2023.6.6 東京都

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