ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

コバネアオイトトンボ 2024<10月①>

2024-10-15 | ・コバネアオイトトンボ

<10.12>

健在(その1)

3年ぶりに静岡のコバネアオイトトンボ。前回は個体数が明らかに減少した様子で、しばらく敬遠していました。
ポイントで探索していると地元の観察者である知人に再会して、今季は順調との心強い情報を得て安心して待機。
生殖活動は行く日次第ですが、昼の気温が高く水辺に♂が集まったのは14時直前。快晴で最高気温27℃。

13時半頃 まずは健在かどうか探索 水辺で♀を待つ1♂を確認して安堵


14時20分頃 最初に確認した交尾態






連結産卵は、13時50分頃の最初の1対を皮切りに数対を目撃。16時時点で居残っていたのは1対でした。

連結産卵 見通せる位置に来る連結態は何時もながら多くはない




移動中の産卵休止






より枯れた産卵基質を好む










連結産卵中に縄張り♂が干渉して連結態の♂が飛立ち、単独産卵に移行するという珍しいシーンを目撃しました。

産卵終了が間近の連結態 直後に♂が攻撃した


連結解除後、そのまま単独産卵する♀




連結解除してから約1分間で産卵を終了 クリーニング行動後、一時休止して飛び去る




13時50分頃、マルタンヤンマ♀が飛来して産卵。コバネアオイトトンボ探索を一旦中断して後を追いました。
潜り込んだ葉陰から姿を見せる一瞬を待ちましたが、無駄でした。20分程で飛び去って終了です。

<マルタンヤンマ> 10月中旬の産卵 今季は何度も空振りしていたので期待したが、これが限界

2024.10.12 静岡県

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ナツアカネ 2024<10月>

2024-10-13 | トンボ科アカネ属

<10.11>

爽やかな秋晴れ

朝から青空が広がり爽やかな秋晴れの日。昨年、撮り損なっている横浜の田園地帯のナツアカネに行きました。
11時前から連結産卵が盛んで12時には早くも終了。産卵は前倒しであったようです。最高気温24℃。

順光になる湿地 連結産卵はまばらで個体数が減少している




















稲刈り前の田圃 ここも少な目






稲刈り後の田圃


若い♂の静止

2024.10.11 神奈川県

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カトリヤンマ 2024<10月>

2024-10-09 | カトリヤンマ

<10.7>

久々に晴れて

9月後半の3連休を過ぎて平年並みの気温になり、ルリボシヤンマの撮影に行きましたが、空振りの連続でした。
猛暑の影響なのか早めに没した様子です。その後ミルンヤンマも撮影できないまま、カトリヤンマの季節が到来。
雨天、曇天続きの後、久々に晴れて30℃の高気温下、想定していたより早い時間に産卵が見られました。

13時55分頃 日射しがあり暑い時間帯でも産卵に飛来 綺麗な♀


3分程で一時休止 低い位置で産卵再開は間違いなし


30秒後によい位置に降りた 産卵意欲旺盛のようで落着いて約7分間産卵




小移動して約3分間産卵




方向転換して当方の存在を察知したか、産卵終了


近くの梢で休止 探雌の♂が付近を飛んだが見つけられず




20分後に高い枝に止まり直していた 産卵を再開したものの行方不明に


次の産卵は15時頃で、2♀を目撃するも落着きません。気温が下がる16時になっても活性化しませんでした。

15時頃 漸く次の♀が飛来




15時半を過ぎると暗くて着地場所が分からない状態


晴れ間が多く、正午から活発な探雌行動が見られましたが、林内を飛ぶばかりで湿地での目撃は殆どありません。

15時半頃 探雌の♂が約1分間暗い湿地を飛び回り、一瞬のホバリングを見せたがこれまで


翅がかなり損傷した♂が静止 何度も現われ、林内の樹上を中心に探雌していた個体と思われる 

2024.10.7 埼玉県

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