もう亡くなりましたが、ルパング島で終戦後何十年も現地で生活していた
小野田さんがやっていたフィールドワークを訓練する
塾なんてよかったですね。
以前海洋センターでそんなふうな夏の合宿を主催していました。
毎年30人ほど連れて行きました。
筏を作って海に漕ぎだす。大学の授業ばりの
理科研究を講義したり楽しかったです。
子供たちにも大評判でした。
いわば、自由奔放な理想の授業です。
いつもそんな体験ばかりできませんが、
読書であれば想像の翼を広げられます。
実際に漂流するのは命の危険がありますが、
読書ならそれをまさに体験できます。
たかが本といえども、想像力をたくましくして
擬似的な体験をするだけで、イマジネーションの力がつきます。
そこから、冒険心がつくかもしれません。
その昔、寺山修司が「書を捨てよ町へ出よう」といいました。
僕はあえて、それをもじって言いたいです。
「書をもって世界を体験せよ」です。
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