この数日、保護者と生徒さんとの三者面談を
しています。中高生は、学力向上の話中心になりますが、
小学生の塾生には、せっかくの夏休みなので、
読書をお勧めしています。
最近は、読書感想文も必須でなく、自由になりました。
できれば、感動できる本を読んで読書感想文も
書くと、とても勉強になるので、お薦めです。
私が、特にお勧めな本をご紹介します。
これは、私の次男坊がまだ小学3年生のときに、
読むように薦めた本です。
彼は小さい頃から読書が好きなので、
3年生でも十分読めました。
すべての漢字にルビがふってあるので、
読みやすいです。
彼は2日で読み切ってしまいましたが、
読後感を聞くと、とても面白かったと喜んでいたので、
勧めたかいがありました。
内容的には3年生では難しいかもしれませんが、
5、6年生なら十分理解できます。
このモモは大ベストセラーになって、現代でも
売れ続けている小学生が読めるファンタジーの中では
珠玉の一つではないかと思います。
話を筋書き通り読んでいれば、楽しいだけですが、
底流を流れている、人間の存在、時間、生き甲斐、仕事
など考えさせられるテーマが通奏低音のように
鳴り響いています。
そういう意味で、子どものときに一度読んで、
大人になってもう一度読み返しても、
さらに作者の深い生き方論を発見できる
奥の深い本です。
お子さんには、ぜひこのような名著を読ませてあげてください。
この本はハードカバーのものもありますが、
文庫本も出ているので、安く手に入れることができます。
いずれにしても、手元において何度も読んでみたい本のひとつです。
モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 | |
クリエーター情報なし | |
岩波書店 |