YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

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私立中学受験にお金をかけすぎていませんか その1

2012年12月18日 | 受験関連
だから塾のお世話になるのですが、大手の塾に行くと、年間の費用は
おそらく軽自動車1台の価格分くらい必要です。

夏休み、冬休みは通常授業はありませんから、半強制的に講習を取らざるを得ません。
講習に参加しないとなると、担当の教員からダメ出しを何度も食らってしまいます。
担当の教員も講習に参加させることが自分の査定にかかわりますから、
参加するのは当然と言わんばかりです。

私は本来受験勉強はパーソナルなものだと思っています。
夏の講習だって、みんなが同じ課題をするよりはむしろ、本人が理解しにくかった単元を
復習したりすることも大切だと思います。またほんとうによくできているんなら、
復習は無意味です。わかったこと、できることをやるのは知っている漢字練習をやらされるのと
同じくらい退屈で、時間の無駄です。

私の塾には、ときどき6年生になってから受験したいというお子さんが来ます。
近附に行きたいからといって大手塾に行くと最初は断られるそうです。
席が空いていれば1番下のクラスの末席でもどうぞ、という扱いを受けます。

カリキュラムはすでに4年生、5年生から入った生徒が前提の授業ですから、
むずかしいといわれるのも当然でしょう。

6年生になる間際の2月くらいから始めても、受験までには1年もありません。
しかし、この短い期間で私は何人も近附に受験させ、合格させました。

合格した人はよほど賢かったのかというと、そんなことは無いです。入塾テストをしても
満点ではなく、7割程度です。(それも、受験問題レベルではなく、一般的な問題)
しかし、その子供の顔をよく見れば、強い受験への意思がみなぎっているのがわかります。

私はその目を信じます。目の光・・・ 眼光ともいいますか、
勉強することへの素直な気持ちがあらわれているかどうか。

そういう生徒さんに勉強を教えることは楽しいです。
どんどん吸収してくれます。集中力もあります。
他人と競いあったり、成績が下がったら下のクラスに落とされるなんて
本来、受験のストレスをさらに倍加するようなそんなシステムのもとで
勉強することは楽しくないのです、意味がありません。

勉強は本来楽しいものです。受験勉強を楽しんでやっていいです。
楽しめるくらいに、勉強をする。 その境地に達すれば、
合格は手に入れたも同然です。

社会に出れば競争社会 それは間違い無いです。
だから、受験も競争システムを入れたところに入れればいい。

しかし、これからの世の中、指示待ちの人間では真っ先にリストラ候補です。

これからの若い人は発想力を持つことが大切です。物事にこだわる。
自分の頭で考える、人の考えていなことを着想する。

勉強は発想力エンジンを作るための、あくまでも基礎です。
勉強のための、受験だけのための勉強では底が知れています。

私の考え方に共鳴するお母様方が、すこしずつですが増えてきています。

















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