YANO塾の塾長がお送りする教育関連ブログ

塾のお問い合せは→ 452-5555(ヨイコニオール5)まで
★Pc版にすると読みやすくなります↓最下部にボタン

大阪体育大学浪商高校の今後

2012年10月10日 | 受験関連
まず、高校生の授業料が大阪府は無料かが府立だけでなく、私立も拡充したので、
私学に対しては大変行きやすくなった。(ハードルが低くなったと言えましょう。)
国の支援として、市立118800円の支給(月額9900円)
年収が350万円未満なら、給付額が1.5倍または2倍
大阪府は年収が610万円未満なら、保護者の実質負担は0円になるそうです。
今年度より、高校生は 進学1類、Ⅱ類にわかれて、1類は国立大学、二類は有名私学
を目標にかなり勉強へのシフトが組まれているようです。ある意味実験的ですが、
1類が現在高1が9名という少人数だそうです。少数のほうがいいのかどうかは
わかりませんが、それだけ丁寧に見てくれると考えればいいのではないでしょうか。

奨学金制度が充実していて、修学旅行から教科書まですべて学校が負担というのは
いいでしょう。毎年見直しがあるようですが、ほぼ3年間は出せるでしょうといっていました。
いろんな友だちと切磋琢磨するという意味では大人数のほうがいいでしょうが、
これは先程も言いましたように、先生との相性、カリキュラムの問題に
うまく乗れるかどうかでしょう。

今まで浪商高校はなかなか進学面で数字が上がっていなかった。
それが原因で多くの和歌山の私学高校に遅れを取ってきたことは事実です。
大阪体育大学の付属高校という魅力はありますが、体育の先生になりたい子供たちばかりを
集めているイメージでは、この厳しい競争時代を切り抜けることはむずかしいでしょう。
いまいる9人をどのように持っていけるか、またⅡ類の生徒たちを有名私学にどれくらい
進学させられるか、そこを保護者はしっかり見ていると思います。

和歌山の私学は 開智、近附、信愛、智辨(あいうえお順) すべて進学面でかなりの数字を
たたき出しています。公立高校は向陽・桐蔭もがんばっています。
そこまで数字的に追いつけるかですね。まずは 1類の7割を国公立に現役合格。
Ⅱ類の6割を関関同立に入れることが実現すれば、間違いなく定員はいっぱいになるでしょう。


そのための対策はいろいろとっているようで、放課後は体育クラブでなくて、
勉強クラブにはいってもらい、放課後も課外活動でなくて、勉強をするクラブ。
一日の7時間授業以外にさらに放課後残って勉強。夏休みもお盆休み以外は
体育系クラブが毎日出てくるように学校で勉強する。
ほぼ、勉強漬け。これが結果として出てくるかどうか。それは
やはり生徒本人の意識の問題でしょうね。勉強しなければならない体制に
どっぷりつかれば、自ずと勉強するようになる。みんなでやっているのでそれが
当たり前になり、勉強することが好きになれば伸びることは間違いはありません。
しかし、本人のモチベーションはこれは本人の問題です。
大きな夢があれば、将来の確実な夢があれば、勉強することもうまく回るものです。

















この記事についてブログを書く
« 快適な教室空間の秘密 | トップ | 中1生の定期テストの結果 ... »
最新の画像もっと見る