ピアノを弾いているとハーモニーの美しさと、打楽器的な
ビート感を出したり、ピアノは万能です。
ただ単音楽器は単音楽器なりの魅力があり、
ピアノと他の楽器を比べるのは不遜です。
立っている土俵が違うのです。
残念ながら日本にはパンフルートでもハーモニカでも素晴らしく
音楽性を備えたハーモニカ奏者はいません。
ハーモニカではアメリカにはToots さんというハーモニカ奏者がいて
もう90歳を超えて引退されました。
往年の頃のCDは素晴らしいの一言です。
彼の演奏を聞くと、心と技術が一体感を持って迫ってきます。
パンフルートでは、ザンフィルさんのCDも何枚か持っていますが、
彼のパンフルートの音色は風が吹き抜けるような
清く透明な音が素晴らしいです。
自分の音楽感から言うとやはりジャズのアドリブが自由に出来る点や
音をベンド(音程をフラットにしたりすること)させたり
できるので、そういう意味でもハーモニカは
ジャズを演奏しやすい楽器だと思います。
一方、パンフルートは民族楽器としての魅力があり、
大自然を前に演奏するのだったら、やはりパンフルートのほうが
向いているかもしれません。
ハーモニカは値段が安いですし、メンテナンスにもお金がかかりません。
またパンフルートも楽器が割れない限り、メンテナンスフリーといっても
過言ではない楽器です。
初心者の方でハーモニカを始めるなら、ぜひクロマチックハーモニカを
お薦めします。いずれうまくなれば、いろんな調で吹けるようになるし、
そうなれば、他の楽器と合わせることも楽しみです。
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