塾というのは一度通い始めたら、
よほどのことがない限り継続して通います。
ところが、長く通っているうちに不満が出てきます。
たとえば、
① 指導する先生がよく変わる。
② 指導に一貫性がない。
③ 塾内が落ち着いた雰囲気ではない。
④ 塾の指導時間が短すぎて
(一回の授業が90分授業だったりすることが多い)
なかなか思うように成績が上がらない。
⑤ 使っている塾のテキストが、
自分にあっていなくて、学力が上がってこない。
⑥ 偏差値が出る学力テストをあまりやらないので、
子供の成績がどれくらい伸びているかわからない。
などと、なかなか悩みは尽きません。
①〜⑥の悩みは、
実はYANO塾にご相談にいらした
保護者家の方の実際のお悩みの一例です。
意外とみなさん、塾に通っていても苦労されているのです。
塾を変えてみようと考えても、自分の子供にあった
塾を見分けるのはなかなか大変な仕事です。
塾はたくさんあるし、かなり一つ一つの塾に
個性があって、塾の内容について話を聞きに行っても、
良い塾かどうか判断するのがなかなか難しいと思います。
確かに、自分の子供にぴったりと合った塾を
見つけるのはとても難しいです。
保護者が考えている教育に対する考え方が、
塾長の考えかたと共鳴する場合
総じて子供はその塾で成長できます。
学校選びもそうです。高い志を持った学校であれば、
そこで刺激を受け、自分の可能性を
開いてくれることもあるでしょう。
しかし全員が全員うまくいくとは限りません。
YANO塾の高校生は学校に沿った
学習をしてほしいという生徒もいますが、
むしろ学校で習ったときにはあまりきちんと
理解できなかったところを徹底的に
掘り下げる勉強をしてほしいという生徒も多いです。
英語の学習を単なる暗記科目として捉えている人は
大学受験レベルの英語力がついてきません。
英語というのは理詰め科目だと思います。
正しい文法的知識を身につけた上で、はじめて
正しい英文が書けるようになります。
そのためにはひたすら英語の文法知識・・・
それもかなり詳細な英文法知識を
身につけないと受験英語では勝てません。
これは数学もおなじことで、理詰め科目としての
数学は、その単元が持っている特殊な考え方を
しっかり理解し、問題を解く中でこの数学的考え方に
徹底的に慣れ親しみ、解ける力を地道につけなければ
受験は突破できません。
共通テストで満点取れるような数学の得意な人がいる一方、
数学がまったくだめな人もいます。
この数学がだめな人は、数学的な事象について
考えることが苦手なようです。
苦手は苦手科目として、
いかに理解し難い数学の問題を
解けるようになるかです。
やはり数学の問題が解けるようになるのは
知識と経験です。数学の問題が解けるまで
あきらめてはいけません。
繰り返し繰り返し、自分が引っかかっている問題を
スキッとわかるまで理解する努力をやめないことです。
もちろん塾ではその理解のためのちょっとしたヒントと言うか
考え方のヒントを伝授します。
そのようにちょっとした
考え方のヒントをもらいながら
あくまで自分自身の力で、
数学的考えの流れを自分で作り出せるように
トレーニングすることが大事です。
数学の学習というのは高校ではかなりの
スピードで進んでいくので、数学のもっている
本来の面白みを理解しないでひたすら問題を
解くこと終わってしまうことが多いです。
ただ、そのような問題の解き方だと、
時間がたつと忘れてしまうことが多いのです。
ですから、時間がかかろうとも
あくまで自分で問題を解き切ることに
こだわった勉強を継続することが
数学において王道だと思います。