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英語を得意になるには その1 小中学生のみなさんへ 

2022年06月24日 | 小学生の学力アップ

□ 小学校の英語授業の現状

今から2年前の令和2年から小学校での英語指導が

必修となりました。これによって小3から2年間は

週1回は外国語に親しみ、

小5から2年間は週2回英語を教科として

指導して、評価もつけるようになりました。

 

現場では小学校の先生たちは他の教科の指導も

同時にすすめながら、新たに新領域である

英語の話す、聞くことを中心とした

授業をするのは荷が重いのではないでしょうか。

指導する側も大変ですが、授業を受ける生徒の方も

たいへんです。

 

例えば、単語数がびっくりするくらい多いです。

なんと小学校3年生から卒業するまでに

500〜700単語を身につけることが

望まれています。

 

話したり、英語を書いたりする単語は

200単語くらいでしょうか、一方

英単語を見て意味がわかればいいという単語は

300〜500単語くらいでしょうか。

小学生にとっては多すぎる単語数です。

(ただ、本当にその量が頭に入るなら

それは素晴らしいことです。)

 

数年前までは中学3年間で800〜1000単語

習得すればよかったものが、

いまや小学校の間にほぼ同数の単語の習得を

期待されているのです。

 

 

□ 英語への興味が大切

 

英語の習得は時間がかかります。

いままで中学1年生から6年間、8年間学習しても

英語をしゃべることができないという反省?から

文科省自らが重い腰を上げ、指導要領を改訂しました。

 

この教育改革がうまくいくかどうかは

まだ10年ほど見ないとわからないでしょう。

でも、確実に教育現場は変化しています。

 

それは小学校や中学校で配られている英語の

教科書の中身を見てもわかります。

教科書をみた現場の先生も塾の先生も

そのあまりの変わりように驚いたのは

言うまでもありません。

 

中学校の1学期の中間テストを見ても

内容はとても濃いです。

ただ教師の目から見れば、

これらの教科書の内容は

そのボリュームが増えました。

 

特に、日常的に使える表現が

増えたように思います。

 

中1の英語の定期テストが最初から内容が濃いのは

小学校ですでにたくさんの表現やら単語を

習得している前提で問題を作成しているからです。

 

数年前までは中1の1学期の英語テストの平均点は

85点前後でしたが、現在はそれより

ずいぶん低くなって50点前後に落ち込んでいます。

 

あまり勉強に興味のない中学生にとっては

このカリキュラムの変わりようは

そよ風がいきなり風速10mになったようなもので、

この英語の教科の指導内容のボリュームは

酷だと思います。

 

中1の夏を越えると学校の中で英語嫌いが

半数に増えると言われました。

いまではもっと多いだろうと予想します。

 

中1の間に英語嫌いになってしまうと

それを引きずって中3になっても

結構苦労します。偏差値が50切れている人は

なかなか上に行かないのが現実です。

英語は中2までの勉強が大事です。 

 

 

英語というのは暗記科目のように

思われています。

たしかに暗記の部分はあります。

ただ闇雲に暗記するばかりでは

すぐに忘れてしまいます。

 

日本は外国語の習得をしないでもなんとか暮らせる

大変恵まれていますが、世界を見てみると

どんな国でも小さな子供からおじさん・おばさんの世代まで

英語ができます。

例えば、ウクライナはロシアに侵攻されて

たいへんな思いをしていますが、戦火の中のインタビューでは

街に普通に住んでいる人があたりまえのように

英語で国の様子を報告してくれます。

 

私はいつも思うのですが、

「これからの世の中、英語くらいできなくて

どうしますか」

と日本の若者達にいいたいです!!

 

これからの時代、日本は他国から侵攻されることも

あります。そのときに語学ができていれば、

外国でもなんとかやっていけるのです。

(これは最悪の状況ではありますが、

絶対にそんなことは起こらないとは言い切れません。)

 

まずは英語を好きになってほしいです。

そのためには英語を話しているイギリスや

アメリカの文化に興味を持つと言いと思います。

アメリカの歌や音楽、映画、小説、観光地について

ネットなどで調べることも大切です。

 

教科書の英文を何度も読んで

自然なイントネーションで

英語を読めるようになりましょう。

英語はあくまで音声が基本ですから。

 

その2では 音声に特化した

教材が増えてきました。YANO塾では

新しい教材や本当に英語のわかる定番のテキスト

を使い始めています。そのことについて

お話します。

 

 

 


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