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音楽と数学の共通点 その1

2016年03月23日 | 数学・サイエンス

さて、タイトルが「音楽と算数」となっていますね。

おもむろに算数のお話しから切り出しましたが、

実はギリシャ時代から、算数と音楽は同じ比重で研究されていました。

音楽の演奏について考えてみましょう。

音楽は時間芸術と言われています。

なぜそう言われているかというと、音楽の演奏は

演奏者と聴衆が一緒に同じ場所にいて、初めて成り立つからです。

同じ時間を共有しないと音楽のライブ演奏は成り立ちません。

最近はネットでライブをみるということも出来るようになりましたが、

残念ながら、演劇や音楽などの時間芸術はその場にいないかぎり

その臨場感は伝わってきませんね。

実は音楽はまさに今を共有しないと成り立たない

芸術なのですが、実は演奏者は今まさに楽器を弾いているのですが、

頭のなかでは一歩先を考えながら、演奏しています。

これは楽器をやった人ならわかると思いますが、

楽譜を見ながら演奏する場合、必ず目線は今演奏している小節と、

1小節分先にを、チラチラ見ながら演奏しています。

私はジャズを演奏しますので、コード進行を見ながら

左手がさっと動いて、正しい音を出すための鍵盤を

無意識におさえてしまいます。そして、右手は

アドリブをしたり、メロディーをとったり、

左手の和音を補完したりします。

演奏家はだれでもそれぐらい簡単にできるように

トレーニングしています。

実は算数/数学もこの音楽と全く同じことをしています。

算数/数学の問題を解くというのは、まさにこの音楽と同じように

自分の行く道を予想し、今演奏しているように、手がどんどん動いて

問題を解いていきます。

計算は速ければ速いほどいいです。もちろん正確で

演奏家がミスタッチをしないように

数学の問題もミスをしないことは正解を得るために

とても重要です。

一歩先を考えながら今を見ているのは

音楽の演奏と全く同じです。

つまり脳の使い方が、とても音楽を演奏することと

数学の問題を解くことが似ているのです。

さて、ではどんどん音楽も数学も出来るようになるには

どうしたら良いでしょう。

この上達のプロセスも意外とよく似ているのです。

このお話しはまた次回に続きます。

 

 

 

 

 

 


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