例えば、水の浄化の実験なんかは簡単に出来て面白いです。
まず百均で冷蔵庫などに置くキムコのような臭い取りの活性炭入の
脱臭剤を3つ買います。
中を開けてその活性炭の脱臭剤を 1:2:3 の量にわけます。
これを3つの同じペットボトルに詰めます。入れる前には
底に穴を同じ数だけ開けておきます。穴あけはドリルがなければ
針金などをガスコンロがあれば先が赤くなるまで熱して
穴を5箇所ほど開けます。ガスコンロがなければ、チャッカマンのような
ライターを用意してください。
それで赤くなるまで焼いて穴を開けます。(くれぐれも火傷や火事を起こさないように!)
そこに庭や学校などから土を集めてきて一つの入れ物、
これは1リットルくらいの大きなペットボトルに
入れてよくかき混ぜ、それぞれの活性炭の入ったペットボトルに注いでいきます。
(ちょっと待った!)
その前にすることがあります。この実験の仮説です。それを立てて置かなければ
意味がありません!
仮説とは、この実験の結果としてどのようなことが起こるか
そしてそれはどうしてか、など自分なりに実験の結果を予測しておきます。
また対照実験という言葉を聞いたことがあると思いますが、
実験の結果をより精密にするために活性炭ではなく、例えば
発泡スチロールを砕いたものを先に敷き詰めておいて、
活性炭を全く入れないペットボトルを用意すると、より実験らしくなります。
では発泡スチロールも用意しましょう。これは家になければ、
やはり百均に発泡スチロール製の製品はいろいろありますから、
探してそれを細かく砕いておいてください。
結果はどうなるでしょうか、ワクワクしますよね。
そのワクワク感が大事なのです。
補足:発泡スチロールは活性炭を入れる前提で考えていましたので、
対照実験には向きません。できれば、白砂や小石を入れるくらいにしておくといいでしょう。
これらの砂なども百均で売っていると思いますよ。
それがなければ実験の意味もありません。
できれば、色の変化の様子はデジカメなんかで撮影するのもいいですが、
なければ、絵を描くといいですよ。絵を描くほうが価値があります。
なんでも時間がかかることを億劫がってはいけません。
価値あるものを生み出すにはとっても時間がかかるのですから。
がんばってくださいね。