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大自然や芸術に興味を持つ子に育てよう その1

2021年02月17日 | 子育て

子供が生まれ、人の親ともなれば、

欲は言わないから、ただただ健康で

素直な子供に成長してほしいと願います。

 

3人の子供を育ててみてわかったことですが、

子育てというのは頭で考えてするものでは

ないということです。

いわばマニュアルが全く効かないのが

子育てです。

 

三人が三人とも違った個性を持ち

行動パタンに一定の決まりが

ありません。

 

子育てというのはいきあたりばったりの

連続です。だからこそ子育てというのは

楽しいのです。

 

子供の活動をよーく観察してみてください。

よく外で遊ぶ子、外で見つけてきた

何かに興味を持って、それに夢中になっている。

子供というのは好奇心の塊です。

 

大人というのは訳知り顔でなんでも

知っているような顔をしていますが、

大人になってはいても、知らないことはまだまだ

山程あります。子供が夢中になっているものを

一緒に追いかけることも楽しいものです。

 

ちょっと公園に行けば、

知らない植物の花がそこらじゅうで咲いているし、

足で踏まれているちょっとした石ころにも

ちゃんとした鉱物由来の名前があります。

子供は目ざとくそういうものを拾い上げては

不思議そうに見つめています。

 

子供はみんな新しいものに触れたら

それを知りたい、

もっと調べてみたいという欲求に駆られます。

庭に咲いている名もない

小さな花を咲かせている雑草に乗っかっている

小さな虫を観察して喜んでいます。

 

本来の知的好奇心というのは

そういうものだと思います。

 

本物を見せよう

 

小学生の塾生には国語の時間に

YANO塾恒例の

「読書タイム」という時間を

設けています。

「言葉の時間」というのもあります。

読書タイムの時間において

大自然の不思議に関する

文章を読んで知識を広げていきます。

たとえば、化石についての文章を読んだら、

私は自分の机の引き出しに入れてある

アンモナイトの化石を子供に見せて触らせます。

他にも三葉虫やスクアリコラックスという古代サメの

歯の化石も見せたりします。

これは2億年前、これは

3億年前の化石だよといいながら

子供に思う存分触らせます。

アンモナイトは中生代白亜紀に生きていた

オウムガイから進化したイカの仲間だよと

お話します。

 

子どもたちは手の中のその化石を

見つめながら

私の話を聞いています。

 

気の遠くなるような時間が

この化石の中に流れているということを

知ると、なぜか感動します。

 

そうです。

本物が持っている力とは

そういうものです。

 

純粋な知識欲というのは、

ちょっとした経験や

珍しいものをきっかけにして

自発的に起こるものだと

思います。

 

私は国語の授業であっても

子供が持っている純粋な気づきを

大切に授業を進めています。

 


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