犬の動画を見ていたら、実際の子犬ってどんな感じだろう、っと、

ワクワクしてきました。

そこで思いついたのは、ペットショップです。

そう言えば、あそこにぺとショップが。

よおうっし、行ってみよう。

喜び勇んで、ペットショップへ向かいます。

駐車場は、「ガラ～ン」としています。

ペットブームって言っても、お客さん、来ていないんだな。

お店に入ると、広い。

誰もいません。

中も、

「ガラ～ン」って、感じ。

さて、子犬は、どこだ！？

奥に入って行きます。

何やら、ケージらしきものが壁に並んでいます。

近づいて見ると、

「ん、どこにいる！？」

犬種らしいものが貼ってありますが、主がいません。

順々に見て行くと、

「あっ、居た。」

「ウ～ん。」

「なんか、悲しそう。」

痛々しく感じてしまったのです。

こちらを悲しげに見つめながら、前足の肉級を見えるようにしてケージのガラスに押し付けて来ます。

助けを呼びたいのだけれど、諦めているような表情です。

心の中で、

「ごめん。出してあげたいけど、今の自分にはできない。君たちを本当に飼えるかどうか、

見に来ただけなんだ。ごめん。」

凄い、無力感を感じたのです。

「あっ、来なければよかった。」

ばちがいなところに足を踏み入れてしまったようです。

ちょっと、その犬を観察した後、店内をぐるっとトラック（陸上競技用トラック）を回るように歩きました。

「失敗した。」

「今日、ここに子犬を見に来るのではなかった。」

と重い気持ちで初めてのペットショップをあとにしました。