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バランス・ウエイト

2005-11-26 05:44:06 | Tiger(P)

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本日はドラゴン版P虎の初公開画像・・・といっても目新しいディティールではございません。真ちゅう挽物砲身(TigerⅠinfoでも紹介されているプレシジョンモデルの製品)が重くてどうしようも無いのでバランスを取るために仕込んだ錘です。錘の取付け位置と重さを計算するのが面倒なので、位置が変えられるように真ちゅう製のハタガネの部品を錘にして長めの真ちゅうパイプと組み合わせて作りました。取り付ける前は何の根拠も無く錘一個で十分!と思ってましたがなんのなんの、二個を結構後寄りに取り付けてようやくバランスが取れました。(ま、支点(砲耳)の位置から考えれば当然なんですけどね) この錘、物凄く大雑把な印象ですが実はほんの少し仰角をつけるとか、逆に俯角をつけるとか印象とは正反対の微妙な調整も可能です。ハタガネが一つお釈迦になりますが砲身の重量から考えると、塗装後固定するにしてもこの錘は外さない方が安全みたいですね。

さてさてこの砲身、アルミ挽物砲身はあってもマズルブレーキはレジンが主流だった頃に下手するとキットが2個買えるほどの大枚をはたいて購入したもので、非常に入手困難という事もあって一生の内で“最高の出来!”と思えるタイガー系車輌が作れたときに使おうと大事に大事に取っておいたもの。今でこそ非常に出来の良い砲身が容易に手に入るようになりましたが、ライフリングまで切ってあって当時としては正に究極の砲身だったのですよ。今回のP虎が自分として“最高の出来!”とは決して思っていませんがアフターパーツもどんどん進化しつづけていますので、そろそろ使ってやらないとそれこそ“時代遅れ”になりそうでしたので躊躇せずに使うことにした次第。実はこの砲身を見るたびに“最高の虎を作らないと・・・”とプレッシャーを感じていたのですが、ようやく肩の荷を降ろして一息つけた感じがします。