キリスト教は排他的

小沢民主党幹事長が高野山の管長との会談後のインタビューで「キリスト教は排他的だ」という発言をされました。各新聞の掲載された記事を見ると

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キリスト教もイスラム教も排他的だ。排他的なキリスト教を
背景とした文明は、欧米社会の行き詰まっている姿そのものだ。
その点、仏教はあらゆるものを受け入れ、みんな仏になれるという
度量の大きい宗教だ。
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キリスト教文明は非常に排他的で、独善的な宗教だと私は思っている。
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キリスト教よりましだが、イスラム教も排他的だ。
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非常に一面的な見方で、世界ではキリスト教徒とイスラム教徒が仲良く暮らしている地域は珍しくありません。どの宗教でも原理主義的な考え方の信者はいますし、テロ的な行動をとっている組織は有ります。

ただ小沢幹事長が本当に、そのように考え、信じられているならば「その人のものの考え方だ」と片付けられるのかもしれませんが、この発言の奥に自民党支持組織である仏教会を民主党支持に変えようとする思いが透けて見えるのは私だけではないと思います。

全てを政局に絡め、自民党を潰す事のためだけを考えている行動、発言は決して国家、国民の生命と財産を守る国会議員の発言だとは思えません。自民党は毅然たる態度で対応するべきです。

事業仕分けの感想

民主党の事業仕分けは２日目を終え、事業廃止や基金、特別会計と言ういわゆる「埋蔵金」の国庫返納、実質廃止と思える来年度予算先送りなどが決定されています。

目標の３兆円の予算削減には程遠い額ですし、新聞、テレビ等では有識者の口を借りて「いじめのようだ」「人民裁判だ」「乱暴すぎる」「法的強制力は無い」などのコメントを流しています。ただ一般の人のインタビューでは予算削減には好意的な意見と大きな期待感を感じます。

確かに「いじめ」のようですし、昨日まで国家権力に虐げられてきた活動家グループが革命で国家権力を握り、意趣返しをしているようにも見えます。でも自民党が守って来たこの国の仕組みが有権者を議論の外に置いてきたという反省が必要のように思えてなりません。