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オルハン・パムク 「雪」

2007-05-06 | 読書(芸術、文学、歴史)
トルコ初のノーベル文学賞を2006年に受けたオルハン・パムクが2002年に発表した「雪」を読んだ。 550ページに及ぶ長編だが、素晴らしかった。これほど引きこまれた小説は久しぶりである。 . . . 本文を読む
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最近読んだ本。 「DNA 」 ジェームス・D・ワトソン (講談社ブルーバックス)他

2007-04-15 | 読書(芸術、文学、歴史)
今から54年前の1953年の4月は、人類とって記念すべき時だった。それは、フランシス・クリックとジェームス・ワトソンが、生命の秘密、人間の遺伝子が、「二重螺旋」構造のDNA(Deoxyribose Nucleic Acid)から成ることを発表したのだ。 . . . 本文を読む
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今月読んだ本

2007-03-31 | 読書(芸術、文学、歴史)
たいした読書はしなかったが、他に書くテーマもないのでいくつか列記してみる。 「14歳の君へ」 池田晶子 著者は、46歳の若さで2月末になくなった。その記事を週刊誌で見てこの本を買った。  . . . 本文を読む
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「ヘーゲル・大人のなりかた」 西研著 NHKブックス

2006-07-17 | 読書(芸術、文学、歴史)
先に紹介した「よみがえれ哲学」の著者の一人である西研氏が95年に上梓した本。ヘーゲルとは、一般的には、人間の自由や平等の思想が最終的に国家精神に止揚(aufheben)されると中学の教科書では習ったし、60-70年代の学生運動とマルクス主義の衰退以降、人間の欲望の肯定と、規律からの全面的な解放を謳ったポストモダニズムの70年代後半以降、まったく流行らないドイツ観念論の哲学者というイメージしかなかった。 事実、カント、ヘーゲルは学生時代も読む契機もほとんどなかったが、この西研氏の本を読むと、ヘーゲルというのは、200年前の人とは思えない現代人に通じる思想を展開していると感じられる。 . . . 本文を読む
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「よみがえれ、哲学」 竹田青じ、 西研著  NHKブックス

2006-07-09 | 読書(芸術、文学、歴史)
対談がベースになっており、量的にもそれほど多くなく読みやすい。 最近めっきり流行らなくなった哲学だが、第一線で活躍する二人が、デカルトやロックから始まり、カント/ヘーゲルのドイツ観念論、マルクスの唯物論、フッサールなどの現象学など、西洋哲学の流れを現代の視点からわかりやすく解説している点が○なのがひとつ。 さらに70年代から80年代にかけて流行ったポストモダン思想などを批判しながら、現代社会における個人や国家、資本主義の問題を、どう考えるべきかを示している点で興味深く読めた。 . . . 本文を読む
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柄谷行人 の「世界共和国へ」 

2006-06-19 | 読書(芸術、文学、歴史)
最近読んだ中ではベストの一冊。 柄谷行人は、学生時代にマルクスを論じた本や対談集を手にし、学内であった特別授業を聞いたりもしたが、価値形態論などを論じた文章は分かり難かった。柄谷氏が新書? と意外な感を持って手にした本書だったが、本人が「ボクの考えがコンパクトのまとまっている」(6月18日、読売新聞)と言っているだけあって、より万人向けに平易に書かれている。  . . . 本文を読む
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ダビンチコード by Dan Brown

2006-05-10 | 読書(芸術、文学、歴史)
映画の公開も目前に控えた大ベストセラーをついに読んだ。 昨年買ったpapar backの最初の50ページくらいを読みさして一年以上放ってあったのだが、多くの人が夜を徹して読んだというだけあって、「一晩」でとはいかなかったが、連休中の帰省の新幹線の往復の車内など3日間で読み終えた。  . . . 本文を読む
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ギリシャ神話

2006-04-16 | 読書(芸術、文学、歴史)
先週から、少しギリシャ神話の本を読んでいる。 読むといっても、ほんの入門編の文庫本程度だからたかがしれているが、オリンポスの12神のそれぞれの逸話やら、トロイ戦争の話しやらをちょっとかじっている。 . . . 本文を読む
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横山秀夫の警察小説

2005-09-24 | 読書(芸術、文学、歴史)
横山秀夫の「半落ち」が文庫版になったの買ってみた。3年ほど前の「ベストミステリー」とかに選ばれていたし、映画化もされた話題作なので読んだ人も多いと思うが、結構嵌ってしまった。 「半落ち」は、複数の登場人物が、章ごとにそれぞれの視点で物語を語りながら展開する手法をとっている。 警察という組織の中にいて、何十年も模範的な警視だった主人公が「妻殺し」を犯し、絶望の淵に追いやられてなお生きようとする秘密は . . . 本文を読む
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「サブカルチャー文学論」 大塚英志

2005-08-29 | 読書(芸術、文学、歴史)
大塚英志の本については、昨年「おたく精神史―1980年代論」と「"彼女たち"の連合赤軍」を読んだが、1998年から「文学界」に連載された本書は、村上春樹、村上龍の両「村上」から、山田詠美、吉本ばななといった女流、さらには三島由紀夫や石原慎太郎、大江健三郎といった大御所まで取り上げており、これらの作家批評として面白い。 そして大塚がこれらの作家を検証する軸となっているのが、江藤淳だ。 第一章 <江 . . . 本文を読む
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最近の読書

2004-12-11 | 読書(芸術、文学、歴史)
どうも怠けてブログが書けない。まとまった物を書こうとするからだろうか。もう少し気楽に日記風に行こうと思う。 昨日、UPIの記者が書いた「東京裁判」(The other Nurnburg)を読了した。1946年から2年かけて、27人の起訴されたA級戦犯を裁いたこの裁判についてこれまであまり勉強していなかったので、大変興味深かった。 裁判官(判事)は、全部で11カ国から派遣されており、それには、フィ . . . 本文を読む
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