東京タウンウォッチング メーカーズシャツ鎌倉「丸ピル店」の勢い
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~
メーカーズシャツ鎌倉、何度か取り上げたシャツ、ネクタイで根強い人気の専門メーカー。14日の「カンブリア宮殿」に取り上げられ人気が爆発。特に、サラリーマンの多い丸ビル店には、殺到の勢いという。たまたま12/16日の「イムスクラブ」タウンウォッチングのコースに当たりご案内したが、大勢のお客様で賑わっていました。 TV放映で、全国的に認知度が高まり、12月は倍増の勢いという。しかし、TV効果だけでなく、11月も前年比20%増と言うから本物です。
しばしば取り上げられているが、5.000円均一価格のシャツ、ネクタイで、あくまで国産にこだわる所が支持されている。糸も80番手とか、この間買ったネクタイでは西陣で作っていると謳ってあった。こんなこだわりが、安心感、信頼感を醸し出している。私も以前からの愛好者で、ファンと言っていい。シャツは、何度クリーニングに出しても、型くずれや糸のほつれもなく、飽きが来なくて長持ちしている。いや、ホントの話しです。
低価格ブームの中で、ナゼ支持されるのか!? 「高品質、リーズナブルプライス(手頃な値段)」の基本を貫いている所にあると見る。高品質という点では、逆張り感覚で高級綿の中国新疆綿の買い手が減り値が下がっている事に目を付けて買い付け、シルクのようなシャツを販売した。さすがにこちらは、9800円で5000円というわけに行かないようだが、一寸買ってみたくなる感じがある。
高機能低価格、高付加価値低価格、高品質低価格など、低価格を強調するうたい文句は様々だが、私は「高品質で手頃な価格」路線に王道を見つけたいと思う。しかし、時にはダイナミックなパフォーマンスがある価格政策も取り入れる柔軟性も必要である事も付け加えたい。
画像は社長自身が鎌倉本店のカフェで700円のカレーを作っているという一コマ。