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東京タウンウォッチング 旧古河庭園の日本庭園 京都庭師「植治」の「美しい庭の哲学」③
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~
5月の「旧古河庭園~六義園~巣鴨地蔵通り」ウォッチングの古河庭園の日本庭園を作庭した京都「植治」に興味をそそられて調べてみたら、11代目の庭師小川治兵衛と、これまた老舗京料理「山ばな平八茶屋」21代目の若主人との「美しい庭の哲学」と題する対談集に遭遇した。
今日は、その紹介の3回目。対談も終盤。
小川『…庭を直そうとする時、先ずは、三方から見ることを心掛けて下さい。角度を変えて見る事で新しい発見があるはずです。それと、ここはお客さんのための庭だから、お客さんの目線で見ることですね。木をどう剪定するかは、その木の役割を見極めることですが、木の側に立って木の気分を味わえば答が見えてきます。』
若主人『この庭がどういう庭であったか、考えてみた方がいい…といわれ、ハッと気付きました。… 一からやり直すのでなく、先代の造ったものを自分の代で復活させて日の目を当てることが私の役目ではないかと。…』
角度を変えてみる、お客さんの目線で見る…庭造り名人は、いつも相手の側に立ってものを見る、考える事が習慣になっているようですね。
なかでも、「木の側に立って木の気分を味わう」と言われれば、生き物すべてに通ずる事なんだな…と改めて気付かされます。
画像は約60年前に建てられたという「不老門」。同じ場所を撮したものだが、年と共に趣を増しているのが解る。
経営コンサルタント安岡裕二
℡ 090-3233-7847