東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

東京タウンウォッチング ららぽーと豊洲「カリモク60」

2007-11-10 15:03:03 | 豊洲・船橋
東京タウンウォッチング ららぽーと豊洲「カリモク60」

ららぽーと豊洲の1階入口に「カリモク60」という店がある。伝統ある家具メーカーとして知られたカリモクが、(60年代)をテーマに、当時のデザインを再現した復刻版というか、再生させた製品を、色々なメーカーとのコラボレーション(提携)で展示している。
 いわゆる昭和30年代のなつかし懐古調の1つでもあるが、敗戦から立ち直って戦後の(文化製品)を世に送り出した作り手のロマンをメッセージとして伝えたかったのだろうか!? ビジネスとして、成り立つのは容易で無さそうだが、こうした作り手のメッセージがメーカーのブランド力upに繋がって欲しいものである。 
 歴史は繰り返すとか回帰現象とか、古いものがスパイラルに発展するとも言う。商店街や街並み(青梅)などや商業施設(ラーメン博物館=横浜)、台場1丁目商店街(お台場=デックス東京)など、昭和30年代のイメージが若い人に懐かしい…なんて言われているらしい。又、建築物では、明治大正の欧風モダンな外装を一部残して、高層ビルに再開発するケースが増えている。古い商店街をイメージした商業施設の人気がどこまで持続するかは解らないが、歴史的建造物や自然が人々の心を捉えている処を見ても、(旧いものへの郷愁)が形を変えて、生き残っていくのは確かな事であろう。
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