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著者 東野圭吾<o:p></o:p>
生年 1958年<o:p></o:p>
出身地 大阪府大阪市<o:p></o:p>
初版年 2004年<o:p></o:p>
出版社 (株)実業之日本社<o:p></o:p>
価格 950円(税別) (株)実業之日本社<o:p></o:p>
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感想<o:p></o:p>
スノーボードを始めた著者の2年間にわたるエッセイ。18編のエッセイと2編の短編小説で構成されている。小説もスノーボードと雪山がらみである。<o:p></o:p>
44歳で初めてスノーボードを始めた著者がその面白さに目覚めて、各地のスキー場や室内ゲレンデに通う日々を綴っている。作者は「おっさんスノーボーダー」と名乗っている。<o:p></o:p>
「私を夢中にさせているのは、上達、ということだと思う。はっきりいって私はおっさんである。40代後半といえば、押しも押されもせぬ中年だ。そんなおっさんになってしまうと、何か新しいことを始めて、習って、そして上達する、という機会が極端に減ってしまう。むしろ、かつては出来たことが出来なくなってきた、ということのほうが多い。<o:p></o:p>
だから、たとえ小さなことでも、『昨日は出来なかったことが今日は出来た』と思えるのが嬉しくて仕方がないのだ。そしてスノーボードは、そのわずかな上達を肌で実感できるスポーツだ。」<o:p></o:p>
スノーボードを通じて広がる交友関係もおかしく楽しい。<o:p></o:p>
「スノーボードを始めたことで、いろいろな人と子供のように遊ぶ機会が増えた。おっさんというのは、じつはいつまでも子供に戻りたがっているのだ、というのもスノーボードによって確認したことである。」<o:p></o:p>
好きなスポーツのある生活の楽しさが伝わってくるエッセイである。ミステリーの世界とは違って大阪のおもろいおっちゃんの世界が広がって、著者の新しい魅力が感じられる作品になっている。(2012.11.29読了)<o:p></o:p>
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わがまま評価(5点満点)<o:p></o:p>
面白さ ☆☆☆☆<o:p></o:p>
気軽さ ☆☆☆☆<o:p></o:p>
スキー場情報 ☆☆☆<o:p></o:p>
スノボー情報 ☆☆☆<o:p></o:p>
爽やかさ ☆☆☆☆<o:p></o:p>
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