『そぞろ歩き韓国』から『四季折々』に 

東京近郊を散歩した折々の写真とたまに俳句。

読書感想223  憂いなき街

2017-11-12 19:52:14 | 小説(日本)

 

憂いなき街 ハルキ文庫/佐々木譲(著者)

読書感想223  憂いなき街

著者      佐々木譲

生年      1950年

出身地     北海道

出版年     2014年

出版社     (株)角川春樹事務所

☆☆感想☆

火曜日から始まって土曜日までの5日間の出来事。舞台は大通公園で開催されるサッポロ・シティ・ジャズという夏の音楽イベント。そこに参加するために札幌に来たジャズバンドのピアニストの安西奈津美とサックスの四方田純。そして四方田を追っかけるファンの女たち。ジャズ・バーを営んでいる元警官の安田、ジャズ愛好者の津久井巡査部長。そして女性の遺体が公園の池で発見される。

警官の恋の葛藤も描かれている。恋した相手が犯罪者だったら、どうするか。

夏の大通公園という舞台装置が楽しく、ジャズの響きが絶えず聞こえてくるようだった。


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