12345・・・無限大  一粒の砂

「一粒の砂」の、たわごと。
無責任結構・ 中途半端・ちゃらんぽらん・ 出たとこ勝負、で参りましょう!

最もよく癒やされていることとは

2014年05月03日 16時33分01秒 | 長寿

 WiFiの7GBの4月分上限値を超えた。契約だから仕方がないが猛烈にインターネットのスピードがダウンして、インターネットが繋がらなくなった。しかし、1日我慢すれば5月になる。

(最近、WiFiルータがカウンター付きの機種になった関係で、使用量をコントロールできるのが有難い。)

調整がうまく出来た関係で、ピッタリといえばその通りで、土曜日の午後からは家の無線LANに接続できるのでしばらくは使い放題の環境になる。

インターネット中毒から如何にして逃れたかといえば、寂庵説法のCDを多用したからである。

 

ここ1年位の入院中の徒然癒やしは、ラジオ放送と音楽(ラジオやCD)であった。中でも多大の恩恵を受けたの今年の3月から持ち込み、現在最も小生が癒やされていは寂庵説法である。

これをノートパソコンに取り込み、それを録音機能付きのラジオにも取り込んで、楽しんでいる。

寂庵説法は、寂聴さんのキャラクターにピッタリの漫談型説法である。
高尚な説法ではなくて、人の心を軽くする、漫談型説法である。一度ではよく理解できないので、漫談型飽和の面白さにつられて毎日数話ずつ聞いている。・・・当面最もお薦めのCDはこれである。

寂聴さん70歳頃の法話である。小生のような仏教に明るくないものでも気楽に楽しく聞けるのが有難い。

 

参考;
家内が、乳がん闘病時に購入していたもので、当時はCDプレイヤーを持ち込んで聴いていた。すでに20年前の収録であるから、入手不可能かももしれないのであるが・・・。

瀬戸内寂聴 寂庵法話集 CD 全12枚


ある日のラジオ深夜便

2013年05月05日 04時13分58秒 | 長寿

4月29日「昭和の日」のラジオ深夜便は、午前2時から”エデンの東”、”旅愁”など1950年代頃の有名映画音楽が、次々と放送された。

午前3時からは、昭和歌謡名曲選というテーマで次々と昭和30年頃のヒット曲が放送された。

 

特に懐かしく聞いたのは、次の歌だった。おそらく、知らない人はいないはずである。

1.わかれの一本杉 (S30) 春日八郎

2.会いたかったぜ (S30) 岡春夫

3.りんご村から  (S31)三橋美智也

4.星は何でも知っている (S32) 平尾昌明

5.南国土佐を後にして (S33) ペギー葉山

6.からたち日記 (S33) 島倉千代子

7.一本刀土俵入り (S35) 三波春夫

8.赤いハンカチ (S37) 石原裕次郎

 

S30年代が、流行歌の全盛時代だと改めて認識したのだった。

 

さらに午前4時からは、 天野祐吉と下重暁子によるトーク番組「隠居大学」だった。 

この日は、寝るまもなく朝を迎えたのだった。

 

追伸;
たびたび書いていることであるが、高齢者には特にラジオ党への転換をお勧めしている。未だTV党のお方にはご一考頂きたい。

 

参考;ラジオ深夜便の主な番組(小生の印象に強く残っている番組) 

*日本列島暮らしの便り

* ないとエッセー

*ミッドナイトトーク

*女優が語る私の人生

*時代を創った女たち

 

*オトナの生き方

*ないとガイド

*ワールドネットワーク 

* くらしの中のことば

* 深夜便のうた

 

* 深夜便 落語100

*世界の音楽と文化

* ロマンチックコンサート

* にっぽんの歌こころの歌

* 明日へのことば

 

*インタビュースペシャル

*天野祐吉の隠居大学

 


老年症候群

2013年01月20日 08時07分27秒 | 長寿

こんな聞きなれない言葉が、NHK のラジオから聞こえてきた。早速調べてみた。

とにかく、高齢者には、適度な運動が大切だ。

 

【老年症候群】は後期高齢者に多く見られる体の衰えからくる病気や怪我などについての総称です。

         

1.今までの予防とこれからの予防

 昭和の中頃;平均寿命60歳、生活習慣病予防=国を挙げての予防対策実施中

 

現在;平均寿命80歳=介護予防(老年症候群予防)=介護予防対策の必要あり

老年症候群予防は、介護予防と言われます。

 

2. 生活習慣病と老年症候群との違い

 

生活習慣病とは?

生活習慣病は、長年のかたよった食生活、運動不足、喫煙などで発症しそのままにしておくと糖尿病や脳梗塞をおこします。これは、生活の習慣からくるもので、食事に注意したり、毎日適度な運動、禁煙などで解決できます。

 

老年症候群とは?

老年症候群は、誰にも平等にやってくる老化が原因で次のような症状です。

   ・ 足腰の虚弱化

   ・ 認知機能低下

   ・ 尿失禁

   ・ 低栄養

   ・ 口腔機能の低下

   ・ うつ傾向

 

老年症候群予防の基本

老年症候群予防の基本は、歩く機能の維持・向上です。歩くためには下肢の抗重力筋(大殿筋、大腿四頭筋、下腿三頭筋)を鍛える必要があります。

 

高齢でもきたえられる?

ドイツの生物学者、ウェルヘルム・ムーの次の生物3原則は、いくつになってもどんな状態でも当てはまります。

        使わなければ退化する。

        使いすぎたら破壊する。

        適度に使えば発達する。  

 

参考;
詳しくは;http://j4ef.com/rounen/

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


若返りホルモン

2013年01月07日 07時36分36秒 | 長寿

ラジオ深夜便に、あの有名な三浦雄一郎氏が登場し、本年予定の「八十歳のエベレスト登頂」について語ってた。

小生のちょうど10年先輩になる。大いなるお手本であるが、凡人にはできそうにないのである。

 

1.若返りホルモン;

エベレスト登山後、半年経過でも平均の6倍くらい「若返りホルモン」の濃度を保っていることが判っているという。

高所登山をすると下山後長期に渡りこのホルモンを分泌されるということから、元気だから高所登山ができるというだけではなくて、高所登山をしたから元気になったと言えるともいう。

 

2.三浦雄一郎氏自身、56歳頃一度激しくメタボ症候群に罹患した。これをエベレストに登頂するという目標を掲げ厳しいトレーニングに励むということで克服し、その結果今日があるという。

 

今年の八十歳エベレスト登頂成功を祈る。

 

参考;三浦雄一郎 Wiki

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E6%B5%A6%E9%9B%84%E4%B8%80%E9%83%8E


休刊お断り
 8・9・10日と検査入院をしますので、お休みします。

 


Yahooの検索キーワード・ランキング

2013年01月05日 07時32分39秒 | 長寿

Yahooのホームページに「最も検索された言葉は」というボタンがある。

これをクリックすると「2012検索ワードランキング」が開く。

  

さらに、そこから「総合ランキング」を開き上位50位までを見た。

 2012年最も検索されたのは、「YouTube」が他の追随を許さず5年連続の1位。上位の変化といえば、2008年より2位を定位置にしていた「mixi」が6位にダウンし、代わって「Facebook」が9位からジャンプアップ。2012年は同社にとって、5月に株式公開、10月には世界で利用者数が10億人を突破と発表した節目の年。SNS市場のトレンドが検索にも表れた結果となりました。

 

この順位表から、自分が利用しているものと、利用していないものに分類してみた。

A. 自分が利用しているサイト

順位 キーワード  昨年

1 YouTube (1)STAY

3 Amazon (3)STAY

5 Google (4)DOWN

10価格.com (10)STAY

12クックパッド (13)UP

13 NTTドコモ (15)UP

14 Googleマップ (22)UP

24 MSN

25 Gmail

26 郵便番号

27 JAL

29 goo

30 ユニクロ

31 翻訳

44 地震

45 天気予報

49 NHK

50 三井住友銀行

 

B. 自分が利用していないサイト

順位 キーワード 昨年

2 Facebook (9)UP

4楽天 (5)UP

6 mixi (2)DOWN

7 2ちゃんねる (6)DOWN

8ニコニコ動画 (7)DOWN

9 Twitter (8)DOWN

11アメーバピグ (12)UP

15 DMM (16)UP

16 アメブロ

17 ANA

18 AKB48

19 ハローワーク

20 FC2

21 じゃらん

22 ZOZOTOWN

23 FC2動画

28 楽天市場

32 pixiv

33 ソフトバンク

34 au

35 アメーバ

36 東京ディズニーランド

37 ヤマト運輸

38 楽天トラベル

39

40 Hotmail

41 ベルメゾン

42 JRA

43 トヨタ

46 ニッセン

47 前田敦子

48 ワンピース

 

このBの分類に属するものから、アラ古希爺さんに向いているものを選び新たに体験を試みることは、新しい分野への進出になリ、ボケ防止になるような気がしている。

大いに好奇心を働かせて、チャレンジしてみるのが面白そうである。


コンビニと宅配

2013年01月04日 05時42分38秒 | 長寿

今年は、「コンビニ宅配」が勢ぞろいする年となったとの報道があった。
(巻末の「参考」に記事を添付)

 

以前は、コンビニなどには用がないと思っていたが、これは大きな間違いだった。今日、小生もせっせとコンビニに通っているのである。

朝早くても、夜遅くても、必要に応じて品物を手に入れることができるという利便性は大きな価値を持つものである。

 

商品力・利便性に加えて宅配までと供給範囲を拡大してきたら、買い物難民である高齢者にとって、大変強い味方になることだろう。

 

問題は、インターネット通信販売が出来ない高齢者がいるという点である。ファックスならまだしも電話では通信販売の成功は難しいであろうと思う。

 

この点の解決策をいかにするのか、興味津津である。今後の発展に目を向けておこう。

 

ファミリーマートの実施例 (宅配弁当屋の機能を活かすようである);

http://www.slc-123.co.jp/press/press201212.html

 

 

 

参考;SankeiBizの(2013-1-2付)サイトから引用した記事である。

 

「・・・厳しいながら他の小売業に比べ、コンビニは国内での成長余力を残す。最大の脅威は米アマゾンに代表されるインターネット通信販売だ。

 ネット通販はパソコンやスマートフォン(高機能携帯電話)の普及を受け売上高を伸ばし続けている。自宅にいながらにして買い物ができる利便性で、店舗の少ない地域や高齢者などの「買い物難民」だけでなく、一般顧客も取り込んで拡大を続けている。

経済産業省によると国内のネット通販の市場規模(コンテンツ配信などを含む)は、11年で8兆5000億円と、06年(4兆4000億円)からほぼ倍増。


昭和29年3月卒業笠岡東小学校同窓生探し

2012年11月16日 02時17分08秒 | 長寿

 

小生が卒業した小学校は、東と西の小学校が統合した関係で、すでに廃校となっている。

 

11月10日は、昭和29年笠岡東小学校卒業の同窓会だった。217名の卒業生の内57人の卒業生と恩師1名が出席した。まさに、57年ぶりの再会となった人が殆どだった。 

小生は、地理的な問題が大きく準備活動には貢献できなかったのが、残念であった。

 

幸いにも、小生は出席できる範疇に属したわけであるが、すでに他界された人たちや都合や健康上の理由やその他の理由で参加できなかった人たちが、百五十名近くも居たことが、複雑な気持ちを抱かせた。 

 

遅ればせながら、Facebookによる「同級生探し」をインターネット上で試みてみたが、残念ながら、小生の年代ではFacebookの登録者はあまりいないようで、今のところヒットは見当たらない。

 

幸いにもこの検索過程で、当日、撮影に来ていた地元のケーブルTVが、インターネット上にそれを記事として公開しているのを見つけた。(大変よい記念になる。)

 

初の同窓会で58年ぶりに再会 笠岡東小学校 昭和28年度 ... - 詳細ページ

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2 日前 – 昭和43年に廃校となった笠岡東小学校の、昭和28年度の卒業生が、10日、同窓会を開きました。 同窓会は、笠岡グランドホテル光の間で開かれ、笠岡東小学校の昭和28年度の卒業生57人と恩師1人が出席しました。 笠岡東小学校は、 ...

 


うどん県 香川 の上手な宣伝

2012年11月03日 08時54分07秒 | 長寿

 

11月1日は、第44回玉野市老人クラブ連合会親睦旅行の日で、行き先は「神話博しまね」と「島根ワイナリー」だった。 

どうしたことか、小生の所属する老人クラブからは小生ただ一人の参加だった。あれこれ撮影して来たので、整理でき次第公開する予定である。 

 

出雲大社の駐車場に実に見事な宣伝カーを見つけたので、ご紹介する。 

「香川県」は、「うどん県」という実に上手いキャッチフレーズを前面に押し出しているのである。これには参ったが、感心な事にその上徹底して宣伝にも務めているのである。 

 

「うどん県」をインターネットで検索していたが、脱線してYouTube連絡船うどん」(1988年の作品)を見てしまった。懐かしかった。また、あの味を楽しみたいのである。

 

 


芋づる式忘れ物対策

2012年10月18日 08時07分24秒 | 長寿

  

この年になると、自慢にはならないが、物忘れだけは超一流となる。

何処に置いたかすぐ忘れる、それでこんな忘れ物対策をしてみた。

 

携帯電話+「おかやま愛カード」を繋いだのである。

これを称して、「芋づる式忘れ物対策」と呼ぶことにする。

ひと繋がりにしておけば、外出時の忘れ物対策にはなりそうな気がしているが、果たしてその成果やイカン?


つつじ会由加山参拝

2012年10月10日 07時51分09秒 | 長寿

  

小生が所属する老人会を「つつじ会」と呼ぶ。この会の最大の年中行事が「由加山参拝と入浴と豪華昼食とカラオケ」である。
 当然ながら、ここでも小生はカメラマンだった。

初参加なのでスライドショーを作ってみた。今回は米寿のお祝いが構成員の長命さを証明した。 この男性は、驚く無かれ「ものすごいカラオケ名人」であった。この日、彼以上に上手い人はいなかった。

 

 

 


10月4日は、運転免許自主返納記念日となる

2012年10月05日 02時22分15秒 | 長寿

 

木曜日午前中はカラオケの日であった。カラオケ幹事Oさんから、彼が数年前に行った免許の自主返納のことを教わった。

 市内に数路線を持つ両備バスの運賃が半額になるという「おかやま愛カード」が、自主返納すれば貰えるということを教わった。 

バス運賃が半額になると、小生の場合には「ことぶきパス」より格段に割安となる。これが決め手になって、早速警察署に出向き免許の自主返納手続きをとった。

 

免許の窓口に行き2枚の簡単な書類を書けばよかった。次に「おかやま愛カード」用の写真を撮影して、この日は終わった。(返納する免許証を持参するだけ。印鑑なども不要であった。)そういえば、手数料も請求されなかった。 

後日、このカードの完成通知があれば、受け取りに出向くか、あるいは持って来てもらえると聞いた。(このときに手数料でも取られるのだろうか?聞き忘れた!)

 

半世紀と五年の長きに渡った小生の運転免許資格が完全に終わったのである。(既に、車は4年ほど前に廃車しているので、実質的な問題はない。・・・アレコレどうしようかと免許証について迷わなくて済むようになった、すっきりしたー。)

 

この日以降、小生の足は次の優先順位になる。

1.徒歩

2.電動自転車

3.乗り合いタクシー・シーバスなど市の交通機関

4.両備バス等の公共交通機関

5.タクシー

 

追記;

1.現時点限定の特典として、「玉野新交システム乗車回数券」五百円分を貰らった。                (乗合タクシーやシーバスに使用出来る百円券が5枚。)

2.希望すれば返納した運転免許証に穴を開けたものが貰える。(無料)

 

3.免許窓口の若い女性担当が、言外に「免許を返しても、後悔しないか?」という確認をした。後で後悔して泣きつく人が多いためだろうか?とも思った。・・・普通に考えれば、運転免許を返納したということは、手足をもぎ取られたに等しいと感じるだろうから。

 

4.それにしても、運転免許の窓口では、免許返納の恩典について積極的な説明がなかったのが不思議な気がした。・・・あまり大したことがないということかな?

 


おめでとう米寿 

2012年10月04日 01時59分13秒 | 長寿

玉野市の老人会の最上部組織は、「玉野市老人クラブ連合会」である。

その下に「和田地区老人会連合会(略して、和田老連)」がある。

その和田老連に所属する7つの老人クラブの一つが、「つつじ会」と称する、小生が参加している老人会である。

 

この会の最大のイベント「由加山の山桃花で入浴・宴会・カラオケ」である。小生はこの催しものの初参加を楽しんだ。

 

由加山の送迎バスで出発。まず瑜伽大権現にお参りをし、無病息災を祈る。

 

次に、山桃花の正面で記念撮影。

 

まづ大浴場でゆっくり入浴、続いて宴会の開始である。臨時会費三千円の威力は大いにあった。御蔭でめったに食べることができないご馳走に舌鼓をうった。 

続いて、カラオケを2時間ほど楽しいんだ。 

 

今回の行事の中心人物は、米寿を迎えられた男性であった。会長からお祝いが贈呈された。(通常会費のほとんどは、事務費や会員の慶弔に消えているのであろう。)

 

この男性は、全てに若々しく、その上カラオケは参加者中No1の歌唱力だった。

こんな米寿が迎えられたらどんなに幸せか思った。まさに模範とすべき先輩であった。

 

初参加の小生だったが、存分に気分転換が出来た。これからも都合がつく限り参加しようと思っている。 

追記;

「総会」と称する年度初めのイベントと、今回の「由加山の山桃花」で開催される入浴・宴会・カラオケが、このつつじ会の2大イベントとなっている。 

これ以外に、和田老連と最上部組織の 玉野市老人クラブ連合会が、アレコレと沢山主催するので、全体的なイベント総数は、かなりの数となっているようだ。

11月1日は、市労連主催の親睦旅行がある。「出雲と神話博しまね」が行き先である。これにも参加を予定している。結構忙しい。


認知症 こもりっきりあかん

2012年10月03日 01時42分24秒 | 長寿

 

10月1日の読売新聞1面に、気になる記事が出た。

 

「こもりっきりあかん」と積極的にアルツハイマーに向き合っている東京八王子の辻井弘さん(79)のことである。

 初期のアルツハイマー型認知症と診断されたのが71歳のときであった。以来、認知症の薬を飲みながら、毎日、講演会や図書館に出かけている。 

「社会に出て人と話すことがいい」と医者に言われたのが、動機だった。前向きに認知症と向かい合う勇気ある人である。

 

 8月時点で、認知症高齢者が300万人を超えるとの厚生省の推計がある。65歳位以上の総人口の十分の一である。

誰もがなる可能性がある。避けてばかりいてはいけないのである。辻井弘さんのように、正面から向き合う積極性が必要であると改めて考えた。

 

追記;

本日は、「つつじ会」という老人会主催の入浴と昼食とカラオケの会に参加する。昨年は生憎と都合がつかずこの種のイベントに参加出来なかったので、今年が初めての参加となる。 

開催場所は、瀬戸内海国立公園の一角を占める位置にある、天平時代に創建された由加山蓮台寺と由加神社の門前にある倉敷由加温泉ホテル 山桃花である。 

 

老人会に参加しているのは、この地区の老人の僅か一握りの人達である。その一握りの内の更に一部が参加しているのが、この種のイベントである。 

元気で意欲があって、都合がつかなければ参加できないのである。・・・参加者の顔ぶれがどうしても固定化しているのである。

 

元気な老人は沢山いるのだが、それぞれに事情や思いがあるのだろう、固定化された参加者となっているのが、なんとなく気になっている。


「老人力」という言葉

2012年09月27日 00時09分00秒 | 長寿

図書館で「大活字文庫」と呼ばれる本を借りてきた。日本眼科医会の推計で百万人いると言われる弱視者や低視力者が、裸眼で楽に読めるという大活字本である。

(縦1列に21文字しかないのである、実に巨大な活字で読みやすさは抜群である。この種の本は、あっという間い読み終えることができる。これも良い!) 

どうせ読むのなら老人向けのものをと思い、次の著書を選んできた。

 

「老人力」作者: 赤瀬川原平、出版社/メーカー: 筑摩書房、発売日: 1998/09 

加齢による衰えを肯定的に捕らえる言葉。慣用句として「最近あなた耳が遠くなったわね」

「ほう、ワタシにも老人力がついてきたようだな」というように使う。1998年流行語大賞。 

 

参考;上記だけでは、解り難いのでこんなものを引用してみる。 

「基調講演」 ”老人力のみひつ” 芥川賞作家  赤瀬川 源平

http://www.sanson.or.jp/sokuhou/no_776/776-9.html

 

 「老人力」という言葉が世に広まってしまいました。「老人力」は、路上観察学会という、クラブみたいな趣味の会の中からひょいと出てきた言葉なんです。その路上観察学会というのは、遊びの会なんですね。何かためになるわけじゃなく自分たちがそういうことを好きだからぶらぶら歩いてやっているということなんです。

・・・(中略)・・・

それが直接どうなるということではないんですけれども、人間の中を通ってめぐりめぐって世の中に何らかの力を及ぼすみたいな、「老人力」という言葉は、いわばそれなんですよね。

・・・(中略)・・・

ぼけてきてこれはちょっとまずいなということになってきた。そこで何かおもしろい言葉はないかというんで、物を忘れるようになってきたということを「老人力がついてきた」というふうに言いかえようという、要するにシャレなんです。

・・・(中略)・・・

老人は、当然ながら筋肉が衰えてくるけれども、衰えた良さというのが実はあるんじゃないかと考えるわけです

。・・・(中略)・・・

女性と老人力との関係はどうなのかという問をする人がいますが、老人力というものを、ぼけ味といった場合には、やはりおじいさんといいますか、お年寄り、60過ぎぐらいの人で、やはり男になっちゃうんですよね。

・・・(中略)・・・

それはこここでは「老人力のひみつ」というふうになっていますけれども、僕は「老人力の勇気」みたいに言ったりもするんです。若者中心、筋肉中心の考え方からいうと、衰えていく力というようになると思うんですけれども、むしろ衰えることによって入ってくる力ですね。弾き返したものが自然に入ってきて、それを捕まえられるという、それは非常に地味だけれども、内面的には勇気の要ることだと思うわけなんですよね。

 言いたいことは、余りにも今の世の中は頭で考える論理優先といいますか、機能優先、経済優先といいますか、そういうことになり過ぎている。しかし、そうじゃないところの、そういう考え方の世界からちょっと押し退けられている、落としちゃっているものを見ないと、結局は人生何もなかったということで終ってしまう。

 本当の楽しみというのは、機能を離れて、お金を離れて、多少のお金というのは要りますので、お金を捨てるということは非常に難しいことですが、これができたら大変な哲人になれると思うんです。

 

 


魂の平安

2012年09月26日 03時46分50秒 | 長寿

先日、ラジオ深夜便で、こんなことを聞いた。

寝ぼけ眼で、途中から聞いたので十分な理解ができていない。それでも、強く印象に残ったことを幾つか列記しておく。 ご参考になれば、幸いである。

 

講師は、柏木 哲夫(かしわぎ てつお、1939529- )は、日本の医学者、内科医、精神科医。

医学博士、人間科学博士。専門はターミナルケア。クリスチャンであり、日本メノナイト・ブレザレン教団石橋キリスト教会会員。淀川キリスト教病院名誉ホスピス長、大阪大学名誉教 授、Wikihttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9F%8F%E6%9C%A8%E5%93%B2%E5%A4%AB

 

金城学院大学 学長  柏木哲夫」

http://www.kinjo-u.ac.jp/m120-60/modules/tinyd/index.php?id=5

 

1.末期とは裸の魂になる時期、すなわち、社会的な衣(地位・名誉・富など)を脱ぎ去る日である。 

社会的な衣が剥げ落ち、むき出しになった魂に平安があるかどうかで、末期の辛さが異なる。すなわち、魂が平安であれば、終末も平安となる。 

これまで魂の平安が持てるような生活をしてきたかどうかで、魂の痛みの程度が決まる。

 

2.末期の母とその娘の双方に「再会の確信や永遠の命の確信があれば、平安な終末を過ごせた。」という、事例の紹介。

  

3.病気は死の体験;病気の度に軽い死の体験をする。・・・それなりの病気の度に、軽い死を経験し、心の平安を取り戻すきっかけにすると良いのだろうと感じた。

 

 

4.「・・・やさき症候群」; ”定年になったら、温泉に行こうと思っていた”やさき”に、末期ガンが発見された。” というような、何かの直前に(やさきに)とんでもない死病が発見されるということが世間にはしばしばある。 

それは、生の延長上に死があるのではなくて、生と背中合わせに死があるということである。

 

 キリスト教の敬虔な信者でない小生には、簡単にできそうにもないことであるが、こんな気持ちでまもなく来るであろう終末を平安に過ごせるように努力しようと思っている。

 

追記;Wikiにも同様な言葉が掲載されていた。 

言葉”

「人は死を背負って生きている」と述べる。 

つまり生と死の関係というのは、ちょうど一枚の紙の表に生があり裏側に死が裏打ちされているようなもので、(しばしば人は生と死を別々に考えがちだが)本当は常にひとつで、ちょっと風が吹けば紙は裏返り死があるような関係、と述べ、

 

死に直面してから突然あわてて死について考えるのではなく、普段から自分の死についてよく考えておくとよいとし、(毎日では多すぎるであろうから)せめて最低限、一年に一度、自分の誕生日には自分の死についてよく考えたり心の準備をしておくことを人々に勧めている。