ハイビジョンともなると、画質にもよるが一つの作品のデータ量はかなりになりそうである。ハイビジョンの画質のブルーレイの容量から内臓HDDの容量を推定することにした。
ハイビジョンの収録用に大容量のブルーレイディスク(BD)が使われている。(容量は、1層BD…25GB/2層BD…50GB)
S社のブルーレイレコーダーの場合の記録モードと記録時間を参照すると、
1層BD(ブルーレイ)録画時間(25GB)を使用の場合
DR画質(放送画質)= 地上デジタルでは約3時間、BSデジタルでは約2時間10分
XR画質 = 約3時間10分
XSR画質 = 約4時間
SR画質 = 約6時間5分
LSR画質 = 約9時間10分
LR画質 = 約12時間10分
ER画質 = 約24時間25分 ※標準画質(SD)記録
画質を落とすと長時間録画可能であるが、大画面ほど大きく画質の差が顕著になるという。
HHD容量検討の場合には、DR画質の場合を問題にすればよいので、25GBで2時間と考えることにした。
1TB=1000GBは、25GBが2時間から換算すると、丸々データに使用するとして約80hr分である。言い換えると、1時間もの80本分に相当し、もし2時間ものの映画だと40本分となる。
あまり巨大なHDDでは破損が生じたときにあまりにも被害が大きいので、500GBから1TBクラスのHDDとするのが妥当であろうと、ひとり合点した。
次いで必要な条件は、回転数である。HDVというテープ式ハイビジョンカメラからデータを取り込むときには、7200RPM以上の回転数でないとコマ落ちが生じるのである。(AVCHD方式では、5400rpmでOKである)
これでHDDの仕様は決定した。HDDは最近急速に価格が低下し1TBが1万円少々となっている。将来の容量不足は、外付けHDDで簡単に対策できるので、あまり神経質に考える問題ではない。この辺で手を打つことにした。