現在のパソコン作業の主目的は、「画像・映像編集」である。 ハイビジョン編集機として選定するときに悩んだことに、「32bitか64bitか」の問題があった。
Vista Home Premium 32bitでは、認識できるRAMは3.?GBが上限と聞いている。これが64bitのVista Home Premiumの場合16GBまで認識するという。
RAMの容量が、小生の古いノートパソコンの経験で実際にどのような影響を生じたかを、次にご紹介する。
遅い、しばしばのハングアップなどに悩まされ続けたし、DVビデオ編集時にタイムラインに表示される小さな映像や音声の波形が、完全に表示できない等とても快適な作業とはいえなかった。
この古いパソコンで起きた上記の現象は、RAMを0.75GBから2GBにUPしたら、完全に解消した、RAMのUPは不具合を劇的に一掃してくれた。
ここ1年くらい前から、64bit機をビデオ編集用に標準的に採用したのが、ビデオの先進メーカであるS社であった。これに追随するかのように、最近の国内大手メーカの新製品では、かなりの機種が64bitOSを搭載し始めているのである。
BTOメーカでも32→64bitの変遷期にさしかかっているなと感じている。素人考えであるが、ひょっとすると来年あたりは高性能を必要とするビデオ編集可能機種は64bit主流時代に突入するのかもしれないと思っている。
新しいパソコンで気になるのがタイムラインに表示される小さな映像と音声の波形が、完全に表示できないことである。この現象は、古い非力なノートパソコンでRAMをupする以前まで、ビデオ編集時にしばしば生じた現象と同じである。
現在、実際にビデオ編集を始めてみて感じるのは、CPUの負荷は通常50%程度で、DVDへの書き出しのためエンコードするときで95%くらいまで上昇することはあるが、遅くて困るというほどではないと思っているが、 しかしRAMの方はかなり一杯まで使っているようである。
RAMの使用量が80数%を超えるとRAM不足のアラームが表示され、更に使用量が大きくなると保護機能が働いて、システムが応答しなくなる。
このシステム停止のときの回復方法は、タスクマネジャを起動し、アプリケーションタブをクリック、停止中のアプリケーションのタスク終了をクリックすると、「プログラムの応答を待って終了」の表示が出る、これをクリックするとそれまでの作業がファイルされて終了するか、あるいは再び作業できる状態に復帰することがある。
(万一の時には、ぜひ試みるとよい方法である)
また、Blu-Rayへの書き出しTestに先行して、Windows Medea HD1080i 30で1時間12分強のビデオ(3.13GB)のHDDへの書き出しを行った。作業時間は、9時間(実に元のビデオの7倍強である)、その上最終工程95%進捗時点でメモリ不足でハングアップした。
幸い上記のタスクマネジャーの操作でそのまま復帰し継続作業が出来で事なきを得たのだが、1時間以上の作品となると、円滑な書き出には不安がつきまといそうである。
究極の解決策は、64bit化とRAM(どれだけ増やすか?)の増強である。
それまでは時間制限をしてビデオを制作する必要があるのだが、どの程度の長さが限界なのか見極めなくてはならない。
近い将来Windows7 SP1の64bit版に乗り換え、RAMをカードスロットに空きのある限り追加しなければならなくなるのはほぼ決定的であろうと感じている。
次に、このビデオをBlu-Rayへ書き出すTestをする予定である。
これについても追って報告する。
(現在、PremiereがBlu-Rayディスクを「互換性無し」と認識し書き出し作業が中断中である、またトラブル対策をしなくてはならない)