最近有名なおしどり俳優ご夫婦の長門博之・南田洋子御夫妻の場合やペギー葉山さんやその他各界の有名人達がいかような介護をなさっているのか、あるいはされていたかが報道されることが多くなった。
これらに目をそらすことなく興味を持って注視し参考にしていく必要がある。
さて前回に引き続いて、介護保険の更なる六種の地域密着型サービスについて記述する。
1. 夜間対応型訪問介護・・・在宅者
2. 認知症対応型通所介護
3. 小規模多機能型居宅介護・・・在宅者
4. 認知症対応型共同生活介護 (グループホーム)
5. 地域密着型特定施設入居者生活介護 (定員29名以下の有料老人ホームなどの入居者)
6. 地域密着型介護福祉老人施設入所者生活介護(定員29名以下の特養ホーム入居者)
介護保険を受けるためには市町村への申請を経て、介護認定審査会による判定を受ける必要がある。これによって、保険に該当するかどうか、又は要支援なのか要介護なのかが決まる。
給付の種類は次のようになっている。
給付の種類 区分 月額サービス費 月額自己負担金
予防給付 要支援1 49700円 4970円
同上 要支援2 104000円 10400円
介護給付 要介護1 165800円 16580円
同上 要支援2 194800円 19480円
同上 要支援3 267500円 26750円
同上 要支援4 306000円 30600円
同上 要支援5 358300円 35830円
年金の範囲内で全ての生活を賄えるようにすることも大切なことになるだろう。
自宅で暮らす期間を少しでも長くするためには
1. ホームヘルプサービス
2. デイサービス
3. 配食サービス
が必要であるが、介護保険には3.配食サービスがない。これについては各自治体、社会福祉協会、ボランティア団体、民間企業などから選択する必要がある。
85歳の男性の生活実態が紹介されていたのでご参考まで。
1. ホームヘルパー 週2回 (掃除・洗濯・買い物)
2. デイサービス 週2回 (風呂・昼食)
3. 配食サービス 週2回
4. 日曜日は誰も来ない日
このようにマイペースで変化を保てると、かなりの状態までひとり暮らしが可能だろうと心強く感じたのである。
介護問題は、介護される側のみならず、する側にとっても重大な問題である。大いに研究しなくてはならないのである。