映画の寅さんは、旅がらすである。独りぶらぶら気ままな旅をしているように見える。そして、美人に出会い、片思い・失恋へと話が展開する。
お決まりのパターンなのだが、なぜか目が離せない、単に面白いと言うだけでなく、なんだか自分の姿を鏡で見ているようで、人ごととは思えないのである。
仕事でも、遊びでも割合独り旅が多い方であった。決まって、一人旅は、珍道中となることが多かったように記憶している。
仕事では、先進国要員にはなれず、これから発展をしようという国ばかりに行く羽目になった。
“ワイシャツの胸ポケットには、いつも数ドル小額紙幣を入れておけ、ホールドアップに出会ったら、必ず左手で胸のポケットから現金を出して渡せ”など、こまごまと注意された時代である。
腹具合が悪くなったり、熱が出たり、トランクの鍵を壊されたり・・・こんなことは、日常茶飯事で、銃声を夜聞くと翌朝の新聞に近所で殺人があったと書いてあったり、話題に事欠かない旅が多かった。
(「春節」と「X-MAS」ばかり狙って出張すると、一時陰口されたことがあった、折を見てこの申し開きもしなくてはならないのだが)
8月24日出発、千葉の孫の顔を見て、26日成田発、上海経由桂林(2泊)、西安(2泊)、30日西安発上海経由成田着、孫と再会して、9月1日帰宅します。
最小催行人数が、2名のツアーですから、誰か判りませんが少なくとも一人は同行者が居るはずです。故に、一人旅ではありません、従って、珍道中は望むべくもない。
とてもとても、寅さんのようには、行きそうにない。まじめに、水墨画の世界の写真を撮り、秦の始皇帝の遺跡と出来たら弘法大師の足跡を尋ねたいと思っています。
25日から9月1日までのブログのお休みを説明するために、一面を読ませてしまいました。
何か日常的でない話のお土産ででも、埋め合わせしたいものです。