昨年6月から悩まされている両眼複視は、重症筋無力症の疑いということで先日まで通院入院を繰り返してきたが、いくら検査しても重症筋無力症という検査結果がつかまらないため、原因不明と診断され、元の地元の病院に転院した。
しかし、二重に見えるという症状は軽くはなったが依然として続いている。
今回初めて「特定疾患」という言葉に出くわした。少しですが自分で調べた範囲のことをご参考までに記しおきます。
「特定疾患とはいわゆる難病のうち、原因不明で、治療方法が確立していないなど治療が極めて困難で、病状も慢性に経過し後遺症を残して社会復帰が極度に困難もしくは不可能であり、医療費も高額で経済的な問題や介護等家庭的にも精神的にも負担の大きい疾病で、その上症例が少ないことから全国的規模での研究が必要な疾患を「特定疾患」と定義している。
現在、特定疾患は123疾患(こちらに病名の記載があります)。
聞いたことのある病名が多いのである。http://www.nanbyou.or.jp/what/nan_itiran_121.htm
うち45疾患の医療費は公費負担助成の対象となる場合があるので、上のサイトで関係ある病名から調べると、公費助成の有無などが判ります。
公費助成とは;
特定疾患治療研究事業は、難病患者の医療費の助成制度です。
保険診療では治療費の自己負担分は3割相当(サラリーマンは3割)ですが、その自己負担分の一部を国と都道府県が公費負担として助成しています。現在は、45疾患がこの制度の対象です。疾患毎に認定基準があり、主治医の診断に基づき都道府県に申請し認定されると、「特定疾患医療受給者証」が交付されます。
制度の概要、手続き方法を参照し、申請については最寄りの保健所にご相談ください。
病気にならないことが一番であるが、もし厄介な病気になったら、一度このサイトを覗いてみてください。
もしかすると、何かの役に立つかもしれない。
65歳以上のおひとりさまは、2006年には410万世帯、2030年には700万世帯となる予想である。核家族化と独りで生きたい人が増加するというのである。
65歳以上のおひとりさまに対するビジネスがどんな状態かちょっと覗いてみた。
海外・国内旅行はもとよりカラオケ・カメラ・ウオーキング・ゴルフなどのおひとりさまツアーが見つかった。しかし、現在は大都市周辺に限られているようだった。
これらに参加できる条件は、友人・知人と参加するのではなく完全に一人で参加することである。全員が「おひとりさま」となるように募集しているのである。これは皆が同じ条件になるので公平で安心して参加できるのである。
とはいえ、いつかは顔見知りが増えて純粋なおひとりさまツアーではなくなりそうである。
ところが「おひとりさまの老後」と題する若い女性向けの記事を見つけた。
現代の若いおひとりさまは偉いのである、先のさきのことまで考えているのである。
60歳で退職、85歳で寿命。毎月25万円で生活、年金と退職金の合計が4500万円の場合
老後に必要な金額=300万円(年間支出額)×25年(退職から平均寿命までの年数)+1000万円(予備資金)=8500万円
老後までに貯めるべき目標額=8500万円-4500万円(年金、退職金)=4000万円
もちろんこれは一例。毎月必要な生活費は、持ち家の有無やライフスタイルで額が変わってきますし、正社員か派遣社員かなど雇用形態によって、退職金、公的年金、個人年金の総額は大きく異なります、書いてあった。
「大切なのは、一般論ではなく、自分自身の老後にいくら必要かということ。どれだけ貯蓄すれば、どんな生活を送れるのかプランを作り、実行していくことが肝心です」とも言う。
若い人達が、自分の将来を危惧していることの現れであろうと思う。
悠々自適だと称してぼんやりと暮らしている小生にとっては多少後ろめたささえ感じたのであった。
YouTubeで公開している「上海旧日本人租界」のビデオである。
次のようなコメントが61歳の男性から着た。
「日本海軍に陸戦隊というのがありますが、陸軍に海戦隊というのはあったのでしょうか」そこで慌ててインターネットで調べてみた。
「海軍の陸戦隊とは各鎮守府配属の海軍の歩兵の事です。
陸軍には歩兵は腐るほどいるのですから、海戦隊なる珍妙な代物はありません。強いて言えば広島の精鋭師団、第五師団は敵前強襲上陸用の訓練を受けている部隊で、アメリカの海兵隊に近いです。」
「海軍陸戦隊(かいぐんりくせんたい)は日本海軍に属した陸上戦闘の為に編成される部隊の事である。単に陸戦隊と呼ぶこともある。」
小生の知識不足であった「謹んでお詫びし訂正します」といきたいのだが、既にエンコードしているため簡単には修正が出来ない。作り直す以外にないので暫く放置することにした、申し訳ない。
アメリカの富の半分は5%の人達が所有しているとどこかで聞いた。何を根拠にこのような数値が出たのか知らないが、さもありなんとも思っていた。
先日、ABCニュースで「Stealth Wealth」「Luxury Shame」という放送をしていた。 Stealth Wealthとは「隠れる金持ち」とでも言う意味のようであり、Luxury Shameとは「贅沢は恥じ」とでもいう意味のであろう。
これについて、具体的にアメリカの富裕層がどういう行動をとっているかを例示すると、
1. 高級店で買い物したとき、無地の白っぽい紙袋に高価な品物を入れて持ち帰ったり、
2. 宅配を頼み自分で持ち帰らないなど。
3.買物に来る姿もジーンズにTシャツと言う金持ちと判らない格好に変わった 。
このように抑制されたというか、隠れてこそこそ買い物をするのだという。 しかし、彼らは相変わらず数万ドルもする高価な品物を購入しているようである。
この種の行動形態では、日本は先進国だったような気がしている。
江戸時代豪商達が、着物の裏に豪華な布を用いたように、見えないところで贅沢をした時代があったが、どうもこれとよく似ているような気がしている。
いつの時代も人の考えることは同じなのである。
土曜日から手順に従って作業を開始した、まずback-up作成から。これは午前8時過ぎから開始し、終了したのが午後5時頃と約8時間近くを要した。それで1日目の作業を終了。
(小生の場合には、かなり大きなdataがあるので長時間を要した)
日曜日は、WindowsのUpdateから始め、ブラウザの一時ファイル削除(3つのブラウザを使用中なのでそれら全てを)。
「cccクリーナー」のダウンロード、そして実行。朝8時過ぎから始め11時半頃に完了。14万弱のファイルをチェック、全て異常なし。目出度しめでたし!
RAMを0.7GBから2GBに増強する前は、しばしばハングアップした関係で何度かリフレッシュを行った、そのとき幾つかの大切なファイルを失った。
最近では先日一度ビデオ編集ソフトが動かなくなり、仕方なくリフレッシュしただけですこぶる順調に稼動している。 しかし、万一のデータ破損を心配して月に1度くらいback-upを別置きのHDDに行っている。
(back-upの前にウイルスチェックを行い、綺麗なdataをback-upする必要がある)
さて、幸い何事もなかったのだが、今後も常に注意と対策を厳重に続ける必要がある。引き続き、今後は次のようにすることにした。
1. Windows Updateは自動更新、これで大丈夫。(もし、再起動の指示が出た場合には、直ちに実行することが大切だとTVで話していた。)
2. ウイルス対策ソフトの自動更新、これもほぼ毎日1・2度自動更新がなされているので、大丈夫)
3. ブロードバンドルーターの使用。(これはルーターを更新するときに注意すればよいので、当分忘れても大丈夫)
念のため、毎月一度はウイルス対策ソフトによりウイルス検知を実行する。
ウイルス対策ソフトによる予防と検知と、もし必要なら駆除ということに一本化することに決めた。
もうcccクリーナーの必要はないと思ったので、このcccクリーナーは削除した。
隠れた名曲というのであろうか我々世代向きの曲が多いのがラジオ深夜便で放送される歌である。 これから例をあげるのは「深夜便の歌」と称するものである。
なかなか深夜放送以外で耳にすることは難しいのである。
一例としてご紹介するのが、前川清と藤山直美のデュエット曲「Love Songが聴こえない」である。
藤山直美さんの歌唱力にも驚いたが、実に情緒たっぷりのデュエット歌である。 この歌は、既に放送期間を過ぎたのだろう、もう深夜放送では聴くことができなくなった。ようやくYouTubeで見つけたのである。
最近は、「やさしさの季節」 松坂慶子 作詞:喜多條忠 作曲:坂田晃一 である、これもいい曲だが、新し過ぎてYouTubeでは観ることがかなわない。
俳優さんが歌を歌うのは、石原裕次郎、鶴田浩二などかつては沢山見られたが、最近ではそれほどでもなくなった。
木曜の午後7時半からのNHKスペシャルで特集された「ボットウイルス」についての番組でまたまた厄介なウイルスがあることを知った。とにかく早くお知らせするのが一番と思い掲載した。
昨日、早速「サイバークリーンセンター」のサイトを見ようとしたが
“・アクセス集中による接続遅延に対するお詫び (2009.02.20) 昨晩NHKでボットウイルスに関する特集が放送されました。この関係でご覧になられた多くの方からのアクセスをいただいております。
回線、サーバ共に増強をしておりましたが、昨日に続き本日もアクセスが困難な状況が続いております。アクセスいただきました皆様には、誠に申し訳ございませんが、数時間おいてアクセスをいただけますようお願い申し上げます。“
とあった。TVの持つ力情報伝達力の強さを改めて認識させられた。
さて本題であるが、ウイルス対策ソフトだけでは万全なものではないので、次の対策を並行して行うように教えてくれた。
1. OSやソフト(エクセルやWORDなど)を最新の状態にしておく。(OSは自動更新、その他のソフトはこまめに更新しているので一応OK)
2. ウイルス対策ソフトを必ず導入し常に最新の状態にしておく。(毎日自動更新をされているのでOK)
3. パーソナルファイアーウオールを有効にしておく。(OK)
4. インターネット接続ではブロードバンドルーターを使用する。(OK)
5. HTML形式の電子メールはプレビューしない。(よく判っていない、要勉強)
6. 添付ファイル付電子メールには注意する。(OK)
などを教えられた。
昨晩は、このインターネットサイトに多数の人が押しかけたので見ることが出来なかったが今朝は接続できた。
サイバークリーンセンターによるボットを駆除するための手順は次のURLから。
かなり面倒な手順ですので、プリントアウトしてそれを見ながら作業されることをお勧めします。
https://www.ccc.go.jp/flow/index.html
小生もこれから作業にかかります。
名は体を表すとはこのことを言うのであろうか、
めじろは目白と書く、また英語ではwhite-eyeというのである。
めじろは夏の季語である。
見えかくれ居て花こぼす目白かな 富安風生
目白鳴くあなたが遠い日曜日 隈元拓夫
匍匐(ほふく)せる木を出て海へ目白飛ぶ 茨木和生
「目白押し」というほどの集団を眼にすることはない、かわいいめじろのツガイが梅や椿などでしばしば見受けられるのである。
なんとか撮影しようと試みるのだが、すばしこくってカメラの準備が間に合わず撮影できなかったが、ついに極短時間(5秒)ながらようやくワンショットに成功した。連写撮影技術に上達する必要があると思っている。
<!-- めじろ -->
YouTubeで見つけたスライドショーである、見事な写真である。
さぞかし作者は鼻が高いことと思う。ぜひ高画質モードでご覧頂きたい。
http://www.youtube.com/watch?v=aaoiaGc-9ow
小生は瀬戸の海が臨める小山にある団地に住んでいる。そして小生のお気に入りの散歩コースのひとつは、この団地の南斜面のコースである。
一段と春らしい日差しになり散歩は大変気持ちがよくなってきた。 春の鳥を撮影したいと思いカメラ片手に出かけたが、いつもと何かが違うのである。
散歩道のあちらこちらに雑木の切ったあとが点在するのである。 角を曲がったところで消防車と消防士達に出会った。
指揮をしている年長の消防士さんから聞いたのは、救急車や消防車が出動したとき通行を妨げるような伸び過ぎた樹木を伐採していると言うのであった。
本来公共の道路周辺の樹木の整備は農林関連部署の管轄だが、昨今の厳しい予算の関係で十分な活動が出来ないのだそうである。
このため消防としては自衛のため夜勤明けの消防士達が動員され日常の本来業務に影響が出ないように配慮しながら、緊急活動の妨げになる伸び過ぎた樹木を伐採していると言うのであった。
(当然、関係する当局や地元住民の了解を得ての上であるが)
ご苦労なことだと感じ入ったのだった。また久しぶりに若い人達のきびきびした活動を眼にすることが出来た。
追記;
なぜエンジンの付いたチェーン鋸を使わないのかと聴いたら、高所作業でこの種の機械を使用すると、万一のときに大きな人身事故を起こす恐れがあるので、手鋸で切断していると説明してくれた。安全にも多大の配慮をしているのだった。
フランスのメル友が主題のような映画を紹介してくれた。
予告編は次のサイトから。
http://www.dailymotion.com/video/x5u1cd_the-curious-case-of-benjamin-button_shortfilms
インターネットより次の文を引用する。
●上映中 見どころブラッド・ピット主演による感動のヒューマン・ファンタジー。
80歳の赤ん坊としてこの世に誕生し、激動の20世紀を生き抜いていく主人公の切ない恋を語り明かす。
ストーリー1918年、生まれつき年老いていた赤ん坊が黒人女性に拾われ、ベンジャミンと名付けられる。老人たちの養護施設で育てられた彼は、年を重ねるごとに若返り、デイジーという美少女と運命的にめぐり合う。
スタッフ&キャスト[監]デビッド・フィンチャー [原]F・スコット・フィッツジェラルド [案][脚]エリック・ロス [出]ブラッド・ピット ケイト・ブランシェット タラジ・P・ヘンソン ティルダ・スウィントン [制作データ] 2008米/ワーナー [上映時間] 167分
この町から映画館がなくなって久しい、岡山または倉敷市に出かけてみるか、半年後くらいにレンタルショップで借りる以外に方法はない。 俳句のSさんは大変な映画通である。大抵の問題作は必ず鑑賞している、その彼のブログから引用する。
“・・・普通の人生は、老年期に入っても、あと何年生きるかは分かりにくい。ベンジャミンとデイジの出会いは、最初からこの運命の葛藤が背景にある。
それだけに、二人の人生の絶頂期の幸福感、愛の激しさにも、一抹の不安が付きまとう。 映画は、この人生の一番幸せな時期を丹念に描く。最後に別れが待っていることは、最初から分かっている。それも通常の別れではない。
(中略)ブラッド・ピットが演技力でアカデミー賞にノミネートされているそうだが、ケイトの演技はそれを上回る。
最後のシーンはジーンと来て暫く動けなかった。このシーンは、小生の頭から当分去らないと思う。
創作的であるが、名監督はツボを心得ている。 最近にない2時間47分の長編の作品だったが、作品の雰囲気に酔って、時間を忘れた。“
追記;Sさんのブログは次のURLから; http://blog.livedoor.jp/bondaiko/archives/51137949.html
狭い土地に百万人の人口を有するローマでは、都心部はすさまじい混雑となったようである。
そして、ローマ人は、インフラストラクチャー(公共投資)を重視する国民でもあったため、人々の群れの中を重い石材を山積みにした荷馬車の列が車輪の音を響かせていた。
この対策として、ユリウス・カエサルは「交通渋滞緩和法」を成立させた、それは首都ローマで日中の荷馬車の通行を制限するというものだった。ただ例外として、公共建築物の工事用に馬車のみが通行を許可された。
今日、これに類する法律を施行しなくてはならない国や都市は世界中に沢山あるのではないだろうか。
ここ半年以上、自家用車の利用を止めてからは、以前のような便利さを味わうことは不可能だが、徒歩・自転車・バス・鉄道を利用すればそれほど不自由さを感じないのである。
若い人達のように忙しい身ではないので、たっぷりある時間をうまく利用すればよいのである。 よく考えてみれば、ちょっと前の生活に戻ったのに過ぎないのである。
これからの自分の生き方なのである。1台分の交通渋滞を緩和することにも貢献することになる。
毎木曜の午後8時5分から9時まで放送されているNHKラジオ第一の「わが人生に乾杯!」は、小生の楽しみな番組である。
先日は「佐伯チズ」さんという、小生の知らない美肌師でありエステシャンである。 (おそらく女性の皆さんはご存知の方も多いのだろうが・・・)
男に美容の話など関係ないといい加減に聞いていたら、意外や意外、非常にためになるお話だった。特に、女性には必聴の番組、またNHKが取り上げたので、信頼性も高いと判断し、読者の皆さんにご紹介することにした。
1.「皮脳同根」;皮膚と脳は根が同じ、すなわち、綺麗になれ綺麗になれと頭(脳)で念ずると皮膚も綺麗になる。
2.手をあてて綺麗になれと心で念じるとよい。
3.クリームや乳液は、手で少し温めてから塗るとよい。
4.鏡は最高のアドバイザー
(毎日よく鏡で自分の顔を観察し対策をしなさいという)
5.たるみは口の筋肉の緩みである。
それゆえ、たるみの改善方法は「ピエロス・マイル」である、口の両端がピエロのように上にあがることが大切なのだそうである。
もし左右対称にあがらない場合には、噛み方が左右対称でないという。もしあがらない側があれば、その方で割り箸などを強く噛みほほの筋肉を強化する必要がある。
6.美容は食べること、すなわち、よく噛んで美味しく食べると筋肉のたるみも生じない。
7.美しさの基本は、肌のつやである、つやのある肌が一番美しいのである。
8.青春より「老春」であるという夢を持ちそれの実現を願うと必ず実現するという。
(これは小生にも大変よく判ったが、「老」という文字が気にかかった、もっと明るい表現はないのだろうか、例えば、煌春=コウシュン、或いは、曄春=ヨウシュンなどどうだろうか)
読者の皆さんに次のURLをご案内する、ぜひ一度覗いてみて欲しい。
また、男性の読者は、連れ合いにご案内いただきたい。
「佐伯式美肌・美容術から佐伯チズの近況まで全てをお知らせします」のサイトは下記から;
http://www.chizu-corporation.com/
また、こんなのもあった。
http://www.bihadakirei.com/2007/08/post_45.html
小生は遺伝的に「しみ」の多い家系である、美肌の項目でしみ対策を試みてみようと思っている。
追記;
来週のこの番組は「俳優…風間 杜夫」さんである。
小生と風間杜夫さんは遠い親戚である、それは彼の従妹と小生の従兄弟とが結婚していたからである。
小生の従兄弟は若くして亡くなったが、その葬儀のとき小生と風間氏とは隣同士で列席した間柄にしか過ぎない。 小生などが遠い親戚であるのは、彼にとって迷惑なことであろうが、書かずにおれなかった。
来週が楽しみである。
「皇帝アウグストウス伝」にプロティナという皇后が出てくる。
この人はトライアヌス帝の后であった。37歳のハドリアヌスより十歳くらい年上であったが、ハドリアヌスに惚れていたと書かれている。
塩野七生さんは、十歳年下の男に女が惚れる条件を次のように列記していた。
第一条件;美しいこと、容姿が美しいというより、美しい!と思わせる「美」が必要。
第二条件;若々しさ。年齢的に若々しということではない、新鮮さが立ち上るようなフレッシュさを指す。
第三条件;頭脳明晰であること。知識より知力(インテリジェンス)が重要。
第四の条件;感受性が豊かなこと。強いセンシビリティーを持ち激しく強い想いを持っていること。
第五の条件;野心家であること。ありきたりの野心ではなく野望に類するものを持っていること。
これが年上の女が惚れる条件で、アウグストウスはこれら全てを備えていた。
しかし、女が夫に求める条件は違っており、上記五条件は必ずしも必要ではなくて、大切なのは「物心共の安定性」であると塩野七生女史はおっしゃる。
身近な妻に安定感を与えるのがよい夫である。
結局はお茶漬けの味こそ一番なのである。
読者のお宅は如何であろうか?
補足;
年上の女から惚れられる条件全てを備えていたアウグストウスは、家庭では妻とうまくいっていなかった。
うまくしたもので、外では年上の女に惚れられていても、家庭では駄目だったのであった。これも我々凡人には救いである。