5月から、電動自転車が日常の主要な交通手段となった。
玉野市には昔の市電の線路を今は「歩行者・自転車専用道路」としたものが1本ある。これを除く全ての道、特に歩道は、自転車にとってどんなに不適切な道なのかと言うことを嫌というほど味わっている。
具体的には、幅が狭過ぎたり、凸凹だらけでなめらかに走れない等、車との競合による危険性がいっぱい等、全く自転車にとっては危険一杯の道なのである。
凸凹は歩いている時にはそんなに危険だと思わなかったが、自転車ではなんとも危険極まりない厄介なことになる。(視覚障害者誘導用ブロックが意外に自転車には困り物となる。)
さりとて車道を走るのも危険性を強く感じるのであり、一体どこを走れというのかと、毎度ぼやきながら、自転車に乗ってる。
老人用や身障者用の電動カートがあるが、これにとっても狭さと凸凹は大敵である。日本中の歩道を整備するためには一体いくらの費用が掛かるのだろうかと、心配している。
日本の優秀な自転車技術を駆使して、凸凹に強い自転車を早急に開発・実用化して欲しい。とはいっても、小生には、もう買い換えて乗るという残り時間は残されていない。
おまけ;http://kz31.blogspot.jp/2011/08/blog-post_22.html より、
自転車はどこを走るべきか メモ(2012.1.19更新)
・交通安全を守る
・交通弱者を守る
・車道の通行は許可事項である.自動車優先でも自転車優先でもない.
・自転車が歩道を走っている理由は「60年に制定された道交法は自転車の歩道走行を禁じたが、車道事故が増え(交通戦争という言葉が生まれた時期であり,自動車による死傷事故がとても多かった.相手は自転車とは限らないことに注意)、70年には標識のある歩道に限って走れるよう改正。歩行者との接触事故が目立つようになると78年の再改正で、走行可能な歩道での徐行や歩行者の前での一時停止を義務付けた。」
すると
自歩道: 歩行者VS自転車.歩行者が交通弱者.人がいる場合は,自転車は思い切って自転車を降りるか,歩行者の安全のため車道(法的な本来の走行帯)へ移動する.
車道: 自転車VS自動車.自転車が交通弱者.自動車は自転車が車道にいることを認識し,その安全のため,気をつけ運転する.簡単な自転車走行帯が車道にあると互いにより安全である.
これだけ.・・・これだけだよなぁ.
まず第一に.
道路交通法総則の目的には,「この法律は、道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図り、及び道路の交通に起因する障害の防止に資することを目的とする。」とある.
目的として「交通安全」についてうたわれているのに,条文の細目から議論に入る風潮はおかしい.「安全の議論はどうでもよく,法律できまっているから」,という人がいるが,このとおり,法律の大目的の一つは交通安全である.目的にそぐわないのであれば条文を変えてゆくべきである.優先順位を履き違えている.
そして,交通安全をそれぞれの立場からのみ議論し,互いに排除しようとする風潮もおかしい.現実的に排除できない以上無意味である.
総則の目的に従い,「すべての立場の人が安全となる」妥協点を探すことが第一.
意見.
ランも自転車も自動車も趣味としている人間にとって感じるのは,「自動車側に,自動車は優先ではないこと,自転車が車道を走るものだという認識,啓蒙が足りないのが,最も問題である」,と,思う.
自動車側の認識が改まれば,自転車はより安全に車道へ移行でき,結果,歩行者も安全となる.
自転車側のマナーの前に,自動車側の認識が足りなすぎる.自動車側の認識を何とかしない限り,自転車が犠牲者となる事故はなくならないだろう.
自動車に何のために免許があるのか?.それだけの責任があるからだ.ヒトを簡単に殺せる1tもある化物を扱っていることを理解して欲しいと思う.軽々しく運転するもんじゃない.
自動車は70年代に比べオートマになるなど操作自体は簡単になっている.しかし自動車の事故率は大きく減っていない.運転者の質は変わらないか,はっきりいって落ちている.自動車を運転するものは,はっきりいって,安全確認に対し怠けすぎだ.・・・以下略