ローマ帝国の標準語は、ラテン語である。
紀元後4世紀初めに帝国中にラテン語の使用を義務付けた。
現在でも、高度な教養として学んでいるヨーロッパ人がいるのであろう。
論理的ながら極めて複雑な文法を持つ難解な言語であるが、唯一日本人にとっての救いは、発音であり、ローマ字表記の日本語を読むつもりで読めばよいと言う。
ラテン語のアルファベットは、24文字、英語のiとwが無いのである。
コロセオムに近接してあるフォロ・ロマーノのほぼ中央にあるティトゥス帝の凱旋門の碑文は、次のように書かれているのだそうである。
SENATVS
元老院と
POPVLVSQVE.ROMANVS
ローマ市民から
DIVO.TITO.DIVI.VESPASIANI.F VESPASIANO.AVGVSTO
神の如きヴェスパシアヌスの子、神のごときティトゥス ・ヴェスパシアヌス・アウグストウスへ
もしこの碑文の意味を事前の予習で知っていたら、もっと楽しめただろうにと、今更後悔している。
<!-- フォロ・ロマーノ ローマ -->