田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

社会のゆがみ、経済のゆがみと「食生活」(1)

2008年11月26日 12時17分01秒 | 時評
どこか狂ってしまった世界、1989年のソ連の崩壊とそれ以降のアメリカ一極主義、日本のバブル経済とその崩壊、アメリカの金融工学を駆使した金融産業の徒長とその崩落、これらを資本主義の暴走といおうか。世界の政治経済の舵取りはアメリカ一極から多極化に向かっているようにも見えるが、無極化ということかも知れない。世の中を冷静に分析する方法はいくつもあるだろうが、日本はエネルギーを外国に依存し食まで自給率が40%を割り(これを実際に分析するとおそらく真の自給率は20%程度だろうが)、住(木材)などは国内産のものはほとんどない。このように、日本の経済の土台が日本の国土や資源から離れてしまっていることが最大の特徴であろう。これが国民の不安感の土台になっていることに気づくべきかも知れない。漂うむなしさと政治の不毛、特に政治は小泉・ブッシュ蜜月時代に憲法は無視された。この事象はその後も引き継がれているのはいうまでもない。 、日本国民、特に若い世代はは自信を失っているようにも見える。 これらの事象をことこまかく分析するには、大変な知力とデータを要するが、一つだけ有力なカギがある。 それは「食」というカギである。 なぜか? . . . 本文を読む