田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

ばくち資本主義と石油の暴騰

2007年11月26日 18時57分31秒 | 時評
穀物とか、金地金とか、商品取引への勧誘の電話が連日のようにかかってきます。そのほかにも利殖用のマンションだとか、資産運用のご案内とか、虚業への誘いは後をたちません。「どこで私の電話番号を知ったの?」と私はそれを尋ねることにしていますが、かけている当人はアルバイトででも雇われているのでしょうか、困惑のそぶりも見せず、マニュアルどおりに、ロボットのような口調で商品説明をします。そういうご時勢ですので、きっと、原油の取引も実需を離れた、ばくち的な売り買い、マネーゲームになっていると強く疑っています。原油が、すでに1バレル100ドルを超えようとし、ガソリンの小売価格が150円(リットル)を超えました。これはわずか一年で、倍以上の値上がりです。聞くところによると、現在の需給関係では原油の実勢価格はせいぜい1バレルで50~60ドルということですから、そう思わざるを得ません。空売り、から買いで、原油が二倍にも三倍にもなって輸送コストや原料コストを押し上げ、穀物や石油製品の暴騰に連動します。世界中に流れている投機資金は、実体経済をかく乱し、ますます投機性を高めていきます。その行きつく先は?世界恐慌?
 


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