食べること(その2)・・・歯と食事
まあちゃん(20歳)「おじいちゃん教えてほしいのだけれどバランスの取れた食事って何?」
おじいちゃん「それは子どもを育てる上で一番大切な心得だね。まあちゃんはいずれ家族の健康の守り手になるだろうから勉強しよう」
父「オレは仕事の関係で外食が多くバランスが悪いかもな」
おじいちゃん「考えるヒントを出そうか。それはね、歯にまつわることよ」
まあちゃん「あっ、歯が悪いと健康が守れない」
おじいちゃん「肉食動物の歯はすべてが犬歯だ。ヤギやウシなど草食動物は一、二の例外を除けば犬歯はなく、門歯(前歯)と臼歯がある」
まあちゃん「人間はどうなっているの?」
おじいちゃん「人間には二対の門歯、一対の犬歯、五対の臼歯がある」
まあちゃん「門歯で果物や野菜を、犬歯で肉類を臼歯は穀物・豆類を食べるのね」
おじいちゃん「そうだ。人の歯は2:Ⅰ:⒌の割合で動物を一、植物を二の割合で食べるがよい。これがバランスのとれた食に繋がっている」
大介(15歳)ボクはハンバーガーにカレーライスに、から揚げがいいな。トマトは苦手だし、ピーマンなんて見るのも嫌だ」
まあちゃん「大介、あんたよく野菜を残しているわね。お母さんに謝りなさい」
大介「へい、すんまへん」
おじいちゃん「大介、食べ物はからだの原料なのだよ。これをいい加減に採っていたら、弱い体になるよ」
大介「それ、よくわかるな。でも、好きなものはやめられない・・」
まあちゃん「お父さん、お酒は?」
父「酒は百薬の長。オレとはすこぶる昵懇の間柄だ、お米や麦のエッセンスだからな」
まあちゃん「そんな。飲み過ぎはダメよ」
父「酒はシの右に酉と書く。オレは毎日酉の時刻、午後6時以降に飲む。これもバランスの内じゃ」
まあちゃん「すぐそこに結び付けるのね、説得力に欠けるわ」
昭和35年頃。沼部の理科教室。多摩川の水の汚れの実験準備です。東調布小学校5年生。今でも田園調
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