田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

201015 朝の散歩 昼の散歩(257)・・・ ♬♫ 町の匂い

2020年11月03日 12時08分41秒 |  身近な自然(植木、小鳥、川)、ペット

一転して静かな散歩道が縦横に展開し、出会うものは新聞配達のお兄さんたちだけになります。たまに昼に散歩を試みると下校する子供たちの姿やスーパー、コンビニ、商店に行く市民の姿で賑わう街並みとなります。時には杖をついたり車いすに頼った高齢者の姿も散見され、車は慎重に走ります。多くなったマンションの間を縫って、昔ながらの中小零細業者が軒を並べています。精密加工部品工場、水道工事屋さん、畳屋さん、花屋さん、豆腐屋さん、パン屋さん、肉屋さん、魚屋さん本屋さんも頑張っております。街中は車のにおいに混じって、パンのにおい、カフェ喫茶店のコーヒーのにおい、新聞売り場のインクのにおい、いろいろな香料?のにおいが混じって、その上わずかな空間を求めて生えている線路わきの植え込みから発せられる草花の香りがあり、多様な人々の有機的な、生活臭のある町となっています。沿道を走る電鉄、目蒲線・・じゃなくて多摩川線の電車が、数百メートルおきの踏切を持つ線路上を朝からけだるそうに走っているのもこの町の落ち着いた風景です。しかし、聞くところによると、大田区はこの東急電車を近く京急と相当無理をさせて合流させ都心から羽田へ、またその逆へ大量の客を行き来させる蒲・蒲線ジョイント計画があるとか。高速化、大量輸送、効率化、過密化の大波が近くまで押し寄せてくる気配で、踏切も減少し、買い物の散歩も分断され、エコロジカルに住みにくい町に様変わりするのではないかと危惧されます。そうなる前に私はあの世に行っているでしょうが。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿