田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

120711 政治の本当の対立軸と嘘の対立軸

2012年07月11日 09時48分54秒 | 時評
国民の意見が沸騰している問題に対して、この両者の意見、すなわち与野党の意見を紹介し冷静に意見を戦わせ、コンセンサスに導くのが議会主義だが、これは死んでいる。これを批判すべきマスコミも、小沢がどうした、橋下がどうしたなどと、国民が向き合い、戦っている課題と離れたところで、虚構の対立軸をもてあそび国民の批判の目を封じる役柄をになっている。これに乗っては未来はもっと暗くなってしまう(おそらくファシズム)のは明らかだが、まだ警鐘を鳴らす声は小さい。これからの政治の基本的な対立軸はエネルギー問題(原発の処置)と安全保障問題(アジアの安全保障と対等な日米関係)であると私は診断しているが、そのどちらも国民的が議論が沸騰すると、現在の政治的な力学は機能喪失に陥るだろう。その時期は意外に早く来るかも知れない。それを妨げるのが、虚構の対立軸を作り出して、無知、無関心な民を囲い込もうとする政治勢力(おそらくは、ファシズムに繋がる)だろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿