1.受け身の補助金を攻めの補助金に
市町村農政を受け身の補助金型から攻めの販売型(ただし足もとを市場にする対応型)に切り替える。 具体的には都市にアンテナ店を作り、商品企画力をつける。地域特産物を多品種少量生産し、産直個配ルートを作る。老若男女、色々な人が参加できる楽しい「庭先」小工場を作り、市場と生産を直結する、直売所・サロンとしても活用する。庭先工場を地域の食文化ネット ワークにする。
2.川中をつかむ
都市の川中、川下業者探しに集中する。(工場誘致の発想ではダメ) 川中、川下業者をあらゆる機会を通じて探し、特産品の加工、流通販路を拡大する。具体的には行政が身を以て、いかなる川中、川下業者も地域に来ることを奨励、歓迎しこれらに働きかけるシステムを内部化する。
3.同じく、身を以てモノづくりと「品質」を学ぶ。
都市住民が資本参加する衣・食・住・文化・スポーツのすべての事業を地元に創造する。都市民に働きかける「ソフト」を勉強し、可能なところから実施する。
4.公共事業を活用して、農の経験と景観を楽しめる「市民農園/田園住宅」を
まとまった区画につくり、都市住民を受けいれる。これを中核にして、都市と農村の交流広場を作る。具体的には農地付きの民家風で機能が最新の田園住宅をつくり賃貸、分譲する。
道や橋を作るお金を、節約して「植林」と「花」と「動物」に、すなわち維持管理型の農村公園を作る。人の集まるところは花一杯にする。花の景観で都市民を圧倒する。河川、川岸をハイキングコースなどにして整備し、河原に降りやすくする。水遊び、釣り、水の勉強、写生、キャンプなどが安心して出来る場所を大量 に作る
5.グリーンツーリズムを地域として受ける「公社」等を作る
具体的には、「農家民宿」「工芸家民宿」「寺社民宿」「委託栽培」「農業教育」「山村留学」「協同事業」「トラスト事業」その他農村における多面的機能を、各農家等似参加の意向を質しながらカリキュラム化し、地域全体のグリーンツーリズムネットワークを形成し、都市との恒常的な交流事業をつみあげる。
6.地域の条件を環境整備とつなげる。
具体的には農村集落排水処理をコストの安い「合併浄化槽」にする。
小規模の効率のよい風力発電を行う。小規模の堆肥センター、メタンガスプラントを計画的に多数配置する。
7.文化は資源である、資源の活用という観点から
近代技術と伝統技術を抱き合わせ、都市の資金と販路も導入して地域特産品を都市と協力して生産する。 具体的には 公営の「実験農場」「市民農園」や「実験工房」「市民工房」のようなものを作り、情報活動を行うとともに、その使用を希望する地域民に開放する。地域民は、他地域や都市と自由にパートナーの誘致など交流し、特産品の研究開発、商品や事業の開発、流通開発を行う。
地域物産に関する幅広い視野からの、情報収集(対話)と地域住民ヒアリングを行い、地域の将来像を住民とともに研究し、コンセンサスづくりに努める。
8.地域振興のための「シンクタンク」を固有に持つ。
歴史、文化、伝統技術等の知識資源を学習し、活用する場をつくり、地域研究を行う。出身者や都市民との交流事業を多角的に進める。
これには地元、研究機関、専門家、教師、芸術家、老農、都会移住者等の有志の協力都フル稼働をする。
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