161016 朝の散歩、昼の散歩(21) 悪意のない（人種）差別行動

161016　朝の散歩、昼の散歩(21)　　悪意のない（人種）差別行動

 

 

　差別はゆがんだ像を網膜に映し出し、対象を認識する。人種差別ばかりでなく、世の中には、悪意のない、無意識下の、理屈で割り切れない差別が精神の習慣としてたくさんあるし、生産もされる。移民社会である米国は人種差別は極めて深刻だが、これからの日本も「多文化共生」社会へ進んでいくと、従来あった差別意識と、新しく生産される差別意識が重なり立って複雑な陰影を落とすようになるかもしれない。