夏の嵐で傷ついた花と木と草に
光と水と言づてを
知らない国から運ばれてくる
風と香りと
揺れうごく魂のそよぎ
言葉にならない声を聞いた
見えるものも見えないものも
そのままの確かさで
揺れうごくもののすべてを
揺れうごくままに掴もうとする
ぼくの記憶は
草よりもあいまいだ
木のことばは
花のことばは
いつか遅れて届くだろう
夏の嵐で傷ついた花と木と草に
光と水と言づてを
知らない国から運ばれてくる
風と香りと
揺れうごく魂のそよぎ
言葉にならない声を聞いた
見えるものも見えないものも
そのままの確かさで
揺れうごくもののすべてを
揺れうごくままに掴もうとする
ぼくの記憶は
草よりもあいまいだ
木のことばは
花のことばは
いつか遅れて届くだろう