トレイルを走ろうよ

幾つになってもトレイルラン

大会の中止

2009-02-21 14:42:35 | 
「表丹沢トレイルラン」に続いて「ツールド・谷川」も開催ができないようだ。
多数のランナーが集中的に走れば、登山道を外れ道端の可憐な草花を踏み荒らす者も出てくる。
このことは、自然保護の趣旨に反するということらしい。

昨年の「箱根トレイル」の中止に始まり、今回の開催中止を考えると、この考えが定着しつつあるのかと思う。
この流れは、裁判の判例と同じで、大会の開催に異議を申し立てると環境省や自治体が関係している大会では、「自然保護」の大義名分のもとに、中止の決定となる可能性もある。

そもそも「トレイルランに大会が必要か」もあるが、スポーツというもの多かれ少なかれ競技性があるので、その意味ではトレイルランはスポーツであり、登山とは似て非なるものかもしれない。

スポーツに年齢は関係ないとも言われるが、やはりスポーツ=「若さ」の象徴もある。
50代もそろそろ半ばを迎えて大会に参加するのも、同年代でメタボの人よりも自分は少しは「若い」ということを確認したい意味もある(背伸びをすると「年寄りの……」になってしまうので、無理をしない程度で)

ところで、今や錦の御旗のような「自然保護」だが、我々が生きている限り、多かれ少なかれ自然を破壊している訳で、山に関して真の意味での「自然保護」を訴えるのであるならば、何人も入山させないことだと思う。
2、3年もすれば道はなくなりやがて自然に帰る。

そう思うと、必要なことは「自然保護」より「自然との共存」か。
「箱根トレイル」を含め中止になった大会の主催者は、おそらく「自然保護」を訴える人よりも、自然の保護や共存を悩み、考えたことと思う。

自分も山を走らせてもらっているが、その事は忘れてはならないと思う。
明日も天気は良さそう。
ゴミを落とさず、道を外さず「自然との共存」を十分楽しみたい。

コメント
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