書籍自炊の定番ツール、Scansnapの最新型、iX500が11/30に発売になるのですが、
1日早く私の手元に届きましたので早速使ってみました。
ドライバやソフトのインストール方法は以前の機種と同じ。ありがたいことに前機種S1500の
ソフトやドライバをアンインストールした後でiX500のソフトとドライバをインストールすると
S1500で使用していた設定が丸ごと引き継がれていました。なのでインストールが終わって
iX500を接続したらそのまま使うことが出来ます。そして試しに本を1冊読み取らせてみたところ、
読み取り速度が猛烈に速い。理由は明確で、今までの機種は原稿1枚読み取ったら次の
原稿を読み取るのに用紙端を引っかけるための一呼吸があったのがなくなり、原稿を
送りきったらすぐに次の原稿を送りにかかるのでアイドル時間が大きく短縮されたのが
理由です。500ページ近い雑誌のスキャンも行ったりするので、こういう改善は大歓迎です。
ただ、スキャン速度が速くなったことで、原稿のとじしろに糊が残っている場合にスキャナの
熱で糊が溶けてブレーキとなり原稿の進行方向が少しずれてスキャンがゆがんでしまう
率が若干ながら上がったような気がします。読み取らせる原稿の下処理はきちんとやらないと
いいスキャンにはならない、考えてみれば当たり前の話ではあるんですが、あらためて
思い知らされたように思います。
iX500の改善点は他にも薄い紙の重送防止機構やWi-fi読み取りなどもあるのですが、
それはおいおい確認してみたいと思います。