2019年度のJ1ライセンス支給ならずが発表された翌日の9月28日にFC町田ゼルビアサポーター
のみならず多くのJリーグファンの驚きを呼んだサイバーエージェントによる町田の経営権
取得報道。当日中に「検討は事実」というサイバーエージェント側の公式リリースがあり、
本日10月1日に
町田の株式を80%取得して経営権を取得して子会社化したという正式発表が
ありました。その金額、実に11億4800万円。これまでの町田からすれば文字通り桁違いの
大型契約になります。当然Twitterのタイムラインに流れてくる町田サポーターの反応も
期待と不安の入り交じったものでした。
私は今回の経営権取得については非常に肯定的に捉えています。チーム予算が決して潤沢
とは言えない町田がJ1に昇格しJ1で継続的に戦っていくためには大口のスポンサー確保は
必須の条件になりますが、当然のことながら容易なことではありません。大企業による
経営権取得というパターンは近年ではV・ファーレン長崎とジャパネットたかたという
成功例がありますが、正直なところ町田でこういった事態が起こるとは考えてもみません
でした。ただ今回それが実際に起こったわけで、起こしたのはサイバーエージェント。
過去に東京ヴェルディのスポンサーだったこともありJリーグに対する経験値があるので
そこは信頼して良いと思いますし、現経営陣は続投と言ってくれているところも余計な
口は挟まないという方針が見えていて良いと思います。
(サイバーエージェントは町田の前に東京ヴェルディに声を掛けたとのことですが、
これは過去の経緯を考えれば当然の行為だと思います)
何よりサイバーエージェントが今の町田は11億出す価値のあるチームだと認めてくれた
ことは重要なことです。「J2で優勝を争えるチームが11億なら安い」という表現を
Twitterで見かけましたが、言い得て妙と思います。悲願であるJ1昇格とJ1定着の実現
のため避けて通れない道ならば、それを前向きに捉えサポーターの一人としてチームを
応援していきたいと思います。
私はFC町田ゼルビアを信じています。だから、今回チームがした大きな判断を信じます。