私がノートPCに求めているものは「自宅環境を遠征先にそのまま持ち込める」です。
webブラウジング、メール、チャット、動画鑑賞がメインでゲームはノートでやらない私にとって、
重要な要素は「可搬性」と「画面解像度」。ゆえに13.3型でフルHD液晶を搭載したVAIO Z
(ブルーレイドライブ内蔵型)を愛用していたのですが、そんな私の前に現れた超新星が2つ。
11.6型の小型筐体にGeForce GT650Mを積んで10万を切るモンスターノート、マウスコンピュータの
NEXTGEAR-NOTE i300と、同じく11.6型の筐体にフルHDのIPS液晶を積んだウルトラブック、
ASUSのZENBOOK Prime UX21A-K1256です。どちらも激しく購買意欲をそそられる逸品
だったのですが、さんざん悩んだ結果、画面解像度がフルHDだったZENBOOK Primeを
選択しました。
実際使ってみて感じたことを箇条書き。
<よい点>
・なによりも液晶が素晴らしい! 11.6型でフルHDはかなり目が細かいので受け付けない人も
多いかと思いますが、VAIO PやLOOXケータイF-07Cを使っていた私には許容範囲。
・薄くて軽い。液晶周りの額縁が割と大きい影響で、13.3型のVAIO Zから劇的にフットプリントが
小さくなった印象はないのですが、それでも取り回しはずっと楽です。
(ちなみに私の「可搬性」の判断基準はフットプリントの大きさで、厚みや重量は二の次)
・ACアダプタが非常に小さい。ケーブルも細くて邪魔になりません。
・スタンバイ復帰が非常に早い。具体的には液晶を開いたらログイン画面。「スマホ並の早さ」
という触れ込みは伊達ではありませんでした。
<イマイチな点>
・タッチパッドがちょっと大きめな上、筐体の中央に位置しているため、両手をホームポジションに
置いたら右の手のひらが当たってカーソルが動いてしまうことがたびたび発生。
・電源ボタンがキーボードの右上角にあり、かつファンクションキーなどと同じボタンで構成
されているので、よくDELキーと間違えて押してしまう。もっとも、DEL感覚で押した程度では
PCが落ちるとかスタンバイに入るとかはないので実害はありませんが・・・
プラットホームがIvy Bridgeになったおかげで、オンボードグラフィックでも支障なく感じることが
多くなりました。YouTubeやニコニコ動画の再生はもちろん、USB接続のブルーレイドライブを
使ってのブルーレイビデオ鑑賞も問題なし。長く使えそうです。