初代Surface Proが出た際、当時最少寸法のフルHD液晶Windows端末ということで思わず
購入してしまいました。決して安い端末ではなく、フットプリントにしては厚みも重量もありましたが、
着脱式の液晶カバーに物理キーボードを取り込んだTypeCoverを用意したり、、電源端子や
TypeCoverの接続をマグネット式にして利便性と強度を両立(とはいえ電源端子ははめるのに
コツが要りましたが…)するなど実用性が高く、個人的には非常に満足度の高い端末でした。
正当進化したSurface Pro 2を経て薄型・大型化したSurface Pro 3は大きく私の興味をひき、
予約して発売日に購入した次第です。
Surface Pro 3はCPU・メモリ・SSDの違いによって5種類のバリエーションが存在しますが、
私が購入したのは下から2番目となるCore i5のSSD128GBモデル。元々SSDが128GBあれば
用が足りることもあり、これより上位モデルがすべてSSD256GB以上だったのでこれにしました。
Wordとブラウジングと艦これが出来れば足りるので、スペック的な不満は一切ありません。
Surface Pro 3最大の特徴である2160×1440という比率3対2の液晶はその数字以上に
フルHDよりも広くなったと体感できます。一般的なA4用紙などと同じ比率ということもあり、
縦方向に持った時の画面の安定感は特に素晴らしく、縦に長すぎるとも横が狭いとも
感じない、絶妙なバランス感があるのが嬉しいです。但し大きさも重量も片手で持って
気軽に使う、というレベルではないのが残念といえば残念。この比率を保ってダウンサイジング
したSurface miniが発売されれば文字通り世界が変えられるのではないか、という気が
しなくもありません。大袈裟ですが。
そして私がSurface Proシリーズを気に入っている理由でもあるTypeCoverですが、第3世代は
本体のサイズアップの影響もあり色々と改善が進んでいます。タッチパッドは大きいですし、
折り曲げポイントを増やして一部を本体とマグネット接続させることでキーボードを斜めに
することで打鍵感を変えることもできるようになっています。このブログの記事はこの斜め
モードで作成していますが、キーボードが中空に浮く形になっているのに打鍵してもたわむ
ことなく安定して打てていることに少々驚きます。個人的にはファンクションキーがFnキーを
押しながらでないと機能しないという点が唯一の不満でしょうか。初代からこういう仕様でしたし
モバイルキーボードではこのような仕様のものが少なくないのですが、文字変換の効率が
落ちるので、ちょっと残念なところです。
買えば満足度は非常に高いけど、決して安くないので万人に勧めるのは難しい。初代の
時も感じた思いは、この3代目でも感じました。ただ、この液晶の比率は素晴らしい。
ぜひ一度店頭で現物を手に取って、縦持ちして欲しいです。目から鱗が落ちること
間違いなしです。