#50 「ミッドナイト・マッドネス」 A Mulititude of Casualties
青い照明の下で、チアリーダーたちのダンスがはじまる。うわぁっ、かっこいいね。
ところが舞台裏。 ルーカスが、ヘイリーのことでネイサンに文句を言って絡んでいる。「ヘイリーを愛しているくせに向き合おうとしていない・・お前は同じだ、ダンと」 ・・ダンと同じだと言われてカッとなったネイサン(カッとなる気持ちはわかる)、二人は殴り合いになってしまう・・
三日前。
学校で、ヘイリーがネイサンに声をかける。あの夜のキスのこともあるし。 ところが、ネイサンはまるでそんなことはなかったかのように素っ気ない。あのキスはネイサンではなかったの?・・となると、やっぱりクリスなのか・・。
チアのメンバーが一人足りないので、面接をすることになる。ペイトンに、ルーカスとの「束縛しない関係」はどうなっているのと聞かれて、ブルック「ルーカスがルールを守ろうとしない。コスプレパーティでイケイケ女と踊ったほかは、ルーカス、私に一途で・・・」なんて言っている。一途でいいじゃないの~。
チアの面接にきた応募者は、ダークベイダーのコスチュームで青い剣を振り回している子がいたり、なんだかみんなイマイチで・・。最後の応募者はレイチェル、彼女はコスプレパーティーの夜、ルーカスとイケイケダンスを踊っていた女の子パメラだった。 CD持参で本格的なダンスをガンガン踊りだした。レベルは他の応募者たちとは雲泥の差。 もう決まりだとペイトンは思っているけど、でもブルックは当然、乗り気じゃないよね。
ルーカスはレイチェルに、「(レイチェルを)誘ったのは、ブルックにやきもちを妬かせるためだ」と打ち明ける。レイチェルはそれでもいいらしい。苦虫をかみつぶしたような顔をして、ブルックが見ている。レイチェルはブルックが見ているのに気がついて、わざわざ戻ってきてルーカスにキス。
CDショップで、ヘイリーはクリスと出会う。 ネイサンがクリスに「ヘイリーともう一度音楽をやってくれ」と頼んだんだよね。 ネイサンは「音楽をやらないヘイリーは本当のヘイリーじゃない。ヘイリーのためだ」と言う。
ネイサンは、音楽をやりたいと言ったヘイリーを認めてやれなかった、あの時からもう一度やり直してみようと思っているのかな。音楽を辞めてネイサンの所に帰ってくるヘイリーじゃなくて、音楽をやって、その上でお互いが必要かどうか考えてみようとネイサンは思っているのかもしれない。
彼はヘイリーにも「(クリスと)もう一度音楽やってみろ」 「お前が音楽やるにはあいつの力が必要だ」「お前を信じられるようになりたい。いい機会だ」「どうするか、お前が決めろ」と言う。
エリーとペイトンが町でばったり出会う。二ール・ダイヤモンドをカバーしているバンドがいるから、一緒にランチどう?とエリーが誘う。 この二人は二人とも音楽も絵も好き。まぁ実の親子だから。
エリーの部屋で。ペイトンは机の上に置いてあった、エリーが書いた”ペイトンの絵の入った記事原稿”を見つけてしまう。
それを見て、私のことを記事に書きたかっただけなんだ、それに”絵なんか描かない”と言ったくせに、また嘘をついた!とペイトンはかんかんに怒ってしまった。 後でエリーが謝りに来る。 エリーは、「記事なんかあなたの信用を無くすくらいなら意味はない、それが真実」と言って、記事を破って捨ててしまった。
ブルックは、チアのチームメンバーがレイチェルに夢中で、チームをレイチェルに盗られそうで、どうしてもチアチームにヘイリーを入れたい。でもヘイリーは「やらない」と言う。
ブルックは「ネイサン、練習の時、よくシャツ脱いでるって言ったけ? すごいよ。汗がシャツにはじけてて、筋肉の付き方は完璧・・・女子の目は釘付け」なんて言って、ヘイリーの嫉妬心をくすぐっている。
ダンは市長選の選挙運動。体育館前でせっせと”ダンバッジ”を配っている。 ネイサンにまで「お前にもしっかり宣伝してもらわないと」なんて言っている。 ネイサンはカレンに「親父に人生台無しされて。もし(ダンが)市長になれば町のみんながそうなる」と愚痴る。・・そうだろうね。
チアチームのキャプテンはブルックなのに、チームはすっかりレイチェル中心の雰囲気。ブルックは頭にきて、レイチェルを辞めさせようとする。ちょうど、ヘイリーも来たことだし。
ところが、メンバーは、レイチェルのチアは最高だし、チアの大会に勝つには外せないと言って反対。 もうすっかりレイチェルのペース。チームは本当にレイチェルに乗っ取られそう・・これはヤバいよね。
ミッドナイト・マッドネスが始まる。
まずダーラムコーチが挨拶。 ダンは20年前のスター選手で「永久欠番」なので、まずはダンの紹介。ダンは立候補のスピーチを始める。 対立候補がいないので、当選はもう決まったも同然。「市長は私しかいません!」 ここでダーラムコーチ「たった今、対立候補が名乗りを上げたよ、紹介しましょう。私が応援する候補者、カレン・ローさんです」拍手喝采!カレンが立候補!
「さあ、今年も盛り上がっていこう」!とダンが高らかに宣言して始まったミッドナイト・マッドネス。 まずはブルック・デービス引きいるチアダンス。 レイチェルが、リーダーのブルックの前に立って、スタンドプレイ。派手に自分の見せ場を作ってしまう。 すごい、体操選手みたい。バック転までしてた・・。 ブルックは当然怒るわよね。二人は体育館の真ん中で、罵りあい・・
一方、男の子達、レイブンズチームも、ルーカスとネイサンの殴り合いにチームが巻き込まれて、すったもんだの乱闘騒ぎのまま、体育館に登場する。 ダンもコーチも皆、呆気にとられている。ブルックがレイチェルに「誰かさんがいろんな男に色目使ったからじゃない」「自分でしょ」ブルックがレイチェルを平手打ち。レイチェルがパンチ・・うわあ、女子チアチームも殴り合いに発展して大乱闘・・・。 マウスの実況中継が盛り上がる。「ルーカスがネイサンに強烈なパンチ。 逆サイドでは、ブルックがレイチェルの首をしめています。髪の毛の引っ張り合いに眼つぶし。・・これぞ、まさにミッドナイト・マッドネスだぁ!!」・・・・
レイチェルが車の中でルーカスを誘惑している。そこにブルックが来る。ルーカス「束縛しない関係がいいと言ったのはおまえだろ」 ブルック「私は嫌だといって欲しかったんだよ」「私と付き合えないないのなら、ずっと一人の方がましだといってほしかった」「お前には俺しかいないって言いきってほしかった」・・・ルーカス「勝手なこというなよ」・・「なんでわかってくれないの」・・・・・う~ん、ブルックの気持ちもわかるけれど、ちょっとルーカスに甘えすぎかなあ。
市長選で、ダンに宣戦布告することになったカレン。ダンが不戦勝で市長になってしまったら大問題だものね・・。立候補してしまったカレンの気持ちもわかるよ。
ダンがカレンに言う。「俺に勝てると思うのか。18年前、俺は君じゃなくデブを選んだ。君は1番なれなかった。ずっとそういう運命なんだ」 ・・ほんっとにヤな男だわ、ダンって。
エリーはブレスレットを残して姿を消した。彼女が捨てた原稿をゴミ箱から拾い出して、ペイトンは読む。 その頃、エリーがいたのは・・そこは病院だった。
ヘイリーがギターを持って、クリスの部屋を訪れる。こうなったら、もう一度クリスと音楽をやってみるしかないわね。 それを歩道からネイサンは見届けて、走り去る。
教育委員会での発言といい、今回の立候補といい、カレンもかっこいいですね。自分がダンを何とかしないと、と思ったのでしょうか。ネイサンも「親父に人生台なしにされて~」と嘆いてたし、やっぱり大変ですよね…。それにダンも今さら18年前のことを持ち出したりして、最悪ですよね。
ネイサンとヘイリーの二人は、今はとりあえず見守るしかなさそうですね。ルーカスとネイサンも、それぞれの父親と母親が選挙で戦うことになったりして、ますます人間関係が複雑になりそうですね…。
カレンは、ダンという人をよくわかっているので、この人を市長になどしたら大変と思ったのでしょうね。カレンなら、よい市長になりそうですが。 ダンは敵にまわすと何をするかわからないので、またまた大変なことになりそう。
ルーカスにとっては、父親と母親の選挙戦・・変なことになりましたよね。
ネイサンはヘイリーのことを真剣に考えた上でのことだと思うのですが、でも、私は、クリスという人がちょっとよくわからないのです。ヘイリーを好きなのは確かみたいですが・・。