#87(4-20) 「卒業式」 The Birth and Death of the Day
もうすぐ卒業だ トゥリーヒル高校を
高校という隠れ家を離れ、現実世界の扉をあける日
何が待っているのか
現実の世界では何が一番大切なのか
僕たちが選ぶのは成果なのか
勝ち取る栄光か
それとも失敗した後の行動なのか
どちらが重要なのだろう
生まれ変わった自分か、これまでの道のりか
ルーカスがダンに向けて撃った銃弾は外れた。ホッとした。ルーカスはわざと外したと言っていた。彼はダンにカレンを触らせず、「出て行け」と追い出し、救急車を呼んだ。カレンは妊娠中毒症の一種とかで意識がない。腎臓と肺の機能が低下していて、母子ともに峠、容態はかなりよくない。
デブはルーカスが自分の家の銃を持ち出したことにすぐに気がついた。デブはルーカスを思い切り平手打ち。ルーカスはデブに話す。「ダンが殺したんです。おじさんを殺したのはジミーじゃない・・・ダンはあの日廊下で伯父さんを撃った。見てた子がいるけど、姿を消した。ダンが伯父さんを殺したんです」 デブ「私は信じる。店に火をつけたのは私ではなくキースだってダンは思っていたから・・」 そして、デブはルーカスに「私がここにいるわ。ダンがなにかするといけないから・・ルーカス・・気持ちはわかるけど、正義の裁きは下るわ。私が保障する」そして「・・・ダンに近づいては駄目、絶対よ」と言い聞かせる。
学校の“栄光のボード”掲示板にブルックの写真が貼られていた。ブルックは自分は資格がない、レイチェルが自分のために罪をかぶってくれたことについて考えている。微積分のテストを盗んだことを正直に告白したいとチェースに相談する。自分の罪を友達にかぶってもらって、何が”栄光”なのと。
彼女は校長先生に会いに行き、「微積分のテストを盗みました」と告白した。「一年の時は言い生徒ではありませんでした。でも高校生活を通して成長しました・・・パーティガールは栄光のボードに乗るようになりました。高校は生徒が成長するためにあるんですよね」「校長先生はブルックに聞く。校長先生はブルックの話を聞いて、ブルックに「・・卒業しなさい」と言った。高校の三年間のブルックの成長を先生は評価してくれたということだね。チェースが走り込んできて「校長先生、ブルックを停学にするのは間違っています!」 チェースとブルックは全くタイプが違うのに、なんだかとても相性がいい気がする。うまくいきそうだ。
レバンはスキルスを親に紹介するつもりだ。でも、レバンの親はスキルスがアフリカ系とは知らないらしい。スキルスは俺らはよくても親はどうなのかなと心配している。でもスキルスが心配するほどのことはなく、スキルスの両親とレバンの両親は出会った途端にうちとけてしまった。
ネイサンは奨学金をもらえないので今年は大学を諦めて働くつもりだ。スキルスに、スキルスのお父さんの工場で働けないかと頼みに行く。スキルスのお父さんチャールズの下で、すぐに働きだした。ネイサンは立派だけれど、ヘイリーはそういうネイサンを見て複雑だ。ダーラムコーチもネイサンのことを心配して、ヘイリーに会いにきた。
ダンが家に帰るとルーカスが待っていた。ダンは「・・・赤ん坊はどうするんだ、キースの子どもは。お前みたいに父親なしで育つのか」と言うダン。ルーカスは「父親はいた。あんたに殺されたけど。赤ん坊は俺が守る。近付くなよ、絶対に。俺が近づかせない」とダンに言う。
The Veils - Under The Folding Branches (You Tube)
カレンの容態はよくない。医者に帝王切開を薦められる。ルーカスも手術に立ち会うことになる。手術で産まれた赤ちゃんは女の子だった。でも、カレンの意識はまだ戻らない。
眠るカレンの横で小さな小さな妹を抱いているルーカス。ペイトン、ネイサンとヘイリーが会いに来る。
ヘイリーがルーカスを外に呼び出して渡したのは、カレンから預っていた”本”だった。ルーカスが書いていた小説を、カレンは製本したらしい。素晴らしい卒業プレゼントだね。その本にカレンの言葉が挟んであった。「ルーカス、素晴らしい小説だと思うわ。みんなに読んでもらいなさい。この続きをちゃんと書いてね。忘れないで。”人のなすことには潮時がある”母さんより」
カレンにつきそっているルーカスは卒業式をパスしようとするけれど、廊下にヘイリーやペイトン、スキルス、マウスたち友達たちみんなが揃って、もしルーカスが欠席するなら全員が式を欠席すると言う。ヘイリーが「行こう、ルーク、ねえ、みんなで卒業しようよ」これでは、ルーカスも欠席しようがないね。よかった。
デブはネイサンにダンがしたことを話す。キースを撃ったのはダンだと。ネイサンはショックを受け、ダンに会いに行く。「父さんが伯父さんを殺したと聞いた。何かの間違いだ。頼むから俺の目を見て二人の誤解だと言ってくれ・・間違いだと言ってくれ」と。でもダンの答えは「そうは言えない」だった。ネイサンは「・・伯父さんが死んだ日、父さんも死んだってことだ。俺の息子には絶対に会わせないからな。いいか、俺たちに近づくな」と言って出て行った。
ダーラムコーチとネイサンが墓地で出会う。ダーラムコーチはネイサンに、ここから三時間のところに名もない学校がある、その学校のバスケチームのコーチを引き受けたことをと話す。そしてネイサンにその大学でプレイしないかと誘う。ネイサンの嬉しそうな顔!ネイサンはこれでバスケができる。感謝しますと言うネイサンに、「感謝ならヘイリーに」とコーチ。。よかった!ダーラムコーチはもしかするとネイサンのためにこの仕事を引き受けたのかもしれない。
卒業式。青いガウンに青い帽子。一人一人の名前が呼ばれて、壇上に上がる。ブルック・デービス、マービィン・マクファレン、ペイトン・ソーヤ、ルーカス・スコット、ネイサン・スコット、レバンは壇上で派手に転んでいた。それから校長先生は最後にレイチェル・ガッティーナの名前も呼んだ。それを聞いたブルックの嬉しそうな顔。みんなのハイスクール卒業式。そして、卒業生総代ヘイリー・ジェームス・スコットの言葉。
「・・私の親友が教えてくれたウイリアム・シェークスピアの一節を紹介します。
-人のなすことには潮時がある。
うまく満ち潮に乗れたら運は開けるだろう。
乗り損ねたら、人生の船旅は暗礁に乗り上げ、身動きが取れなくなる。
我々は大海原を漂っている。
うまく満ち潮に乗らなくては、
冒険さえ始められない -
この一節はこういう意味でしょう。人生は短い。そしてチャンスは少ない。チャンスは自ら掴まなくては。成功するチャンスだけではなく、楽しく笑うチャンス。世界の素晴らしさに触れるチャンス。そして生きることも。なぜなら、人生は何もしてはくれません。私たちは行動するしかないのです。・・そう信じてさえいれば・・・こんな時に何なんですが・・赤ちゃんが産まれそう・・・」
ヘイリーの様子が・・卒業の言葉を読みながら、赤ちゃんが・・・・!
病院ではダンが産まれた赤ちゃんを抱いている。そして、カレンの容体が急変した。
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ネイサンに、またバスケをするチャンスが与えられました。ネイサンはまだ若いんだし、それに生まれてくる息子にも、父親が好きなバスケに打ち込んでいる姿を見せる方がいいかもしれませんね。さすがはダーラムコーチですね。
みんながルーカスを卒業式に誘いに来た場面と、レイチェルの名前も呼ばれたところが良かったです。「人のなすことには潮時がある」、というのはS1の最初に出ていましたよね。それから今回の卒業式まで、色々あってみんなずい分成長しましたね‥。なんだか感慨深かったです。
「人のなすことには潮時がある」・・よく覚えています。このドラマに挿入される言葉、印象的ですよね。それから音楽も。
卒業式のエピソードを見ていて、気がついたら卒業のシーズンでした。
残すところ一話でS4も終了ですね。卒業ではないけれど、私も彼らと一緒に年をとっていきます(笑)