トニー谷広辞苑には見えれども算盤のこと記憶におぼろ 小笠原和幸『黄昏ビール』
<トニー谷>は広辞苑に載っているが、彼が搔き鳴らした算盤のことは
うっすらとしか記憶にないという。
私が『固有名詞の短歌コレクション1000』に選んだ一首。
小笠原和幸は1956年生まれ。
歌集『黄昏ビール』の作品しか知らないが、好きなうたが多い。
小笠原に近い世代だから親近感が湧くのだろう。
トニー谷の「♪あなたのお名前なんてえの」をリアルタイムで
見たのか?記録映像で見たのか?私も朧なる記憶。
Wikipediaを見ると、トニー谷の全盛期は私の生まれる前だった。
Wikipediaで彼の人生を知るだけでも、このうたの「固有名詞」が
果たす役割は大きいことがわかる。
『固有名詞の・・』を読んだ方から、三句の<見えれども>は誤植ではないか?
と、問い合わせがあった。文法的に変ということである。
念のために調べたが原典通りである。
小笠原は自覚的にこの表現をしたのであった。
1/13(土)晴
1/13・・「イーサンの日」。イーサン・ハントの日だ。
「ミッションインポッシブル」を観よう!
数人出勤するというので私も工場にやってきた。
責任感で休日出勤する人、お金を稼ぎたい人、理由は様々
なれど、休日にハンマーやサンダーの音を聴くと少し安らぐ。
せっかくのお天気に遊びに行かない自分を哀れとも思うが
そんな人生を父と重ねてみたりする。
悲惨すぎて能登半島地震のニュースから目を背けがちだが、
偉い人たち頑張って。
ボクらの代表なのだから。
松本人志の報道はピークを越えたようだ。ボクは彼の笑いが
好きだったし、結婚後は家庭的なイメージを売りにしていた
ようだったので、ずいぶん丸くなったものだと思い込んでいた。
彼の番組は録画してでも見逃さないようにしていたが
文化人的スタンスで語る彼は好きになれなかった。
この事件についてポツリ、ポツリと彼が発信したXを見ると
決定的に知性がなく、気遣いのできない人なのだな、
と、残念に思った。
おしまい。