午前中県美術館へ出している友人(故人)の最後の展示してある水彩画展へ顔を出す。
奥さんが着ているかと思ったが、手土産受付へ渡して帰る。
駐車場で携帯電話が鳴り、高島屋で一枚の絵主催の展示会会場よりN氏から電話。その足で駅前へ。
何時も駐車するところはすべて満車。連休の故だと分かる。少し離れたところへ駐車場見つけるが、家内車で待つという。
半年振りであうN氏相変わらず多忙。アメリカと日本を半々に活躍している。
一枚の絵の会長が来ているから、会いたかったが、家内を待たせているから早く切り上げたつもりだった。
駐車料金を払って、2時間ちかく話していたことに気が付いた。彼はわが会の展覧会審査責任者も引き受けてくれている人気作家さんだ。
昨日はわが会の役員が訪れて絵を一枚購入してくれたという。嬉しい限りだ。
二人で出かけるのは珍しいから、鰻でも食べようと走り出すと、雷鳴とどろき大粒の雨。
家内は家へ帰ろうという。鰻はお預け。あきらめて家路に着く。
途中でイオンができて急に周囲が発展した地域に、新店舗「とんかつ」の暖簾。
店構えが凝っているから、チエン店ではないと見て入る。案の定メニューも1ランク上に見えた。
期待して待つと、前菜、サラダと出てきた。次に粗塩をつぶす道具の説明。
真ん中の一枚の切り口を見えるように上へ並べてある。全体の三分の一近い脂身を見て喜んだ。
これはいける。塩で食べ初めて一層気に入った。肉の味、脂身の甘さが口いっぱいに広がった。
赤出汁は今一歩だったが、久々の甘い肉汁に舌づつみを打った。
勘定のときに絵の話がでて、展覧会を観たいということで名刺を一枚置くことになった。
これから、来客に利用できそうな店ができた。家族で親子で努力しているように見えた。
二時半昼時でもない時刻でどうかと入ったが、我々が入ってから、次々と客が入ってきた。
昔から、我々は客を呼ぶとよく言われていたのだが、久方ぶりにそれを経験した。