客寄せパンダか石川遼選手

あの上野動物園のパンダ、リンリンが客死した。政府は３６年ぶりに空白になったパンダを、至急、中国に貸与願うよう要請したと報道されている。上野動物園でもパンダは最大の人気者で、特に子ども連れには欠かせない人気者だった。

ところで男子プロゴルフ、若干１６歳の高校生プロ石川遼選手は、３週連続の出場を中日クラウンズで果たしている。プロゴルフは過酷な日程の連続である。大会のある週は火曜日には大会会場のゴルフ場入りして練習、水曜日はプロアマ大会、そして木曜日から本大会が始まる。決勝に残れば日曜日まで４日間、過酷な試合が続く。トーナメントが続くと月曜日に次の会場に移動するなど、休みなしの週も出て来る。小生は１６歳の石川選手には重荷すぎるのではないかと推察している。

先週のトーナメント直前、ゴルフ界のドンのひとり、杉原選手が「勉強なんかせんでええ」と妙な激励を石川選手にしたと報じられている。低迷を続ける男子ゴルフ界の「客寄せパンダ」として、如何に石川選手の出場を願はざるをえないか、痛感させられる言葉だと思った。それは現状の男子ゴルフ界の低迷の深刻さを物語っている。そして石川選手の出場で大きくギャラリーも増え、ＴＶ視聴率も上がる。勢い石川選手に無理を強いる結果になっている。あまりにも石川選手にプレッシャーを負わせてはいないだろうか？

そして今週の中日クラウンズ２日目、首位と１０打差で予選落ちだ。名だたる難コースで一緒に回る尾崎将司選手は「このコースはもう少し頭を使わないと。無謀に攻めてもダメ」とアドバイスしていたが、決勝に残れなかった。トーナメント自体も、中継するＴＶ局からも、大きく落胆した嘆声が聞えそうだ。

待ってました？石油値上げ

昨日はやはりと云うべきか、さっそく値上げをしたＧＳが多かった。
４月１日から暫定税率引き下げ分を見込んで、値引き販売をした分を取り返すのだとの論理らしい。しかし現在販売分は、税率の低い値段で仕入れの筈。そんな消費者の声もお構いなしの業界。ＧＷの帰省ラッシュに否応なしに需要の増える時期。さぞや５月が待遠しかったに違いがない。

悲喜交々の暫定税率騒動。チョッピリだけ値下げの恩恵を受けたが、また戻ってしまった。

今後の政局の動きに拍車をかける結果になるのだろうと思う。

小生の近所でもさっそく値上げの看板が。(写真はアサヒコムから）