ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

今年の市民文化大学

2008-05-21 18:18:58 | 勉学
今年も応募していた、日本史学科に合格。今日から講義が開始された。124名の定員に対して372名の応募があったらしい。今年の史学科のテーマは「幕末維新史」だ。講義の中には「篤姫の時代」も取上げられるので、この点も関心の大きかった理由かもしれない。そして第一回の今日の講義は、国立歴史民族博物館前館長の宮地正人氏。今週から6回に亘り「幕末維新史概論」の集中講義が続く。先生は東大資料編纂所に入所以来、東大教授を勤められて、その後に国立歴史民俗博物館の館長に転じられた方だ。
古代律令国家から始まった、日本国家の道筋を辿りながら、天皇・公家集団と武家集団が存続した歴史。そして江戸期に於ける天皇と幕府の関係を、前史として講義を頂いたのでした。
江戸幕府が永続できた理由は、朝廷の崇拝にあり、さらに家康が過去の武家の代のあり方を否定している事にあるとの説は面白い。そして幕末、米国ペリーによる通商条約の圧力を受けて、幕府が勅許を待たずに条約調印した。このことは近世で始めての違勅の事態であり、幕府の衰退に繋がる結果にもなるらしい。

次回は鎖国の時代にどのように日本は対外情報を入手したのかの講義がある。11月までの長丁場の講義が続くが、楽しい勉強になりそうだ。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする