ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

千葉ロッテMの惨状と唐川投手

2008-05-10 14:02:28 | 野球
最近の10試合で、一勝十敗の「千葉ロッテM」の崩壊ぶりは目を覆うばかりである。
先発投手陣の不安は「YFK」(薮田、藤田、小林雅)の救援トリオが退団した、昨年末から予想された。先発投手が6~7回まで抑えてもリリーフ陣がもたない。終盤に逆転される試合も増えている。そして捕手たちが、連鎖反応を起した如く負傷続きだ。さらに「サイの目打線」(日替わり打線)に大砲がいない。勝てるはずがないのである。奮起を望みたい。

その中で5/3の試合、首位の西武戦に勝ちを納めたのが、新人投手「唐川」投手である。これで2勝目を挙げた。
彼のことを、「M」の広報担当・梶原さんが「マリーンの風」に書いている。本拠地マリーン球場で10奪三振の無四球完投で勝利した。試合後の記者会見。「入る前と今ではプロの印象はかわった?」と聞かれて、「こんなものかなと思いました」と答えた。記者によっては「プロとはしょせん、こんなものか」と不遜な発言に捕らえかねない危険がある発言だった。会見後、ロッカーに戻った唐川に尋ねたそうだ。「会見で1ケ所だけ、気になったコメントがあったけど、分かる?」彼は即答した。「「はい。こんなものかなあ」という発言ですよね。思っていることが口に出ず、つい簡単に答えてしまった。言い直せばよかったと、反省しています」。この回答で安心したのと同時に、高校を卒業したばかりだが、このことを彼が理解したことに感心した。
元々彼は、マスコミから「取材での受け答えがしっかりしている」と高い評価をもらっている。両親のしつけが厳しかったのと、成田高校の教育のたまものだと分析しているそうだが、なにより、本人自身の自覚によるものだそうだ。
唐川選手はスケートの「淺田真央さん」を尊敬するアスリートに挙げる。「注目されている中で、いつも結果を出している。プレッシャーに負けない。インタビューを聞いていてもしっかりしていて芯が通っている」日本中が期待するなか、結果を出す精神力、カメラの前で見せる、これぞプロというマスコミ対応に、刺激を受け、そうありたいと思っているらしい。
こんな素直な気持が、さらに高みへと成長させてくれるに違いがない。将来が楽しみな選手だ、地元千葉の多くの子どもたちから、目標になるような成績と姿勢を期待している。

小生も、「唐川」投手が、今の千葉ロッテMの救世主たることを期待している。

遊歩道の花から(オオバコの一種?)

          
 
コメント (9)
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