ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

もう騙されまいぞ

2008-05-13 20:06:15 | ニュース 
福田内閣は、道路特定財源を10年間維持する法案を衆院で再可決した。
これは先のガソリン暫定税率の維持と同じく、今年度、既に滑り出した予算の執行の為に、どうしても必要なことと説明している。同時に「09年度から一般財源化する」と言明し、閣議決定をした。

実は道路特定財源を一般財源化し、福祉や教育などに幅広く使えるようにしたい。このことを小泉、安倍両内閣が挑戦して、与党内の道路族に敗戦してきた経緯があった。特に安倍内閣は06年12月、「道路特定財源の見直しに関する具体策」を閣議決定している。しかし安倍内閣の崩壊後、後継の福田内閣は「10年間で59兆円」の道路整備計画を策定した。そして一般財源化に見直す法改正の方は、行方不明になってしまった。道路族の都合のよい方向に進んで、改革案を空中分解させたのだった。

しかし「ねじれ国会」の余波を受けての内閣の支持率の低迷で、一般財源化を約束せざるえない事態になった。そして今日の2度目の閣議決定だ。しかし我々国民は、与党内の道路族の根強い抵抗で、一般財源化が骨抜きにされてきたことを忘れてはならない。そして福田内閣が、これからも道路族が画策してきた様々な抵抗をどこまで阻止できるのか。正念場に来ていると思う。

国民は、再び騙されないように、与党の今後の対応をしっかりと監視する必要があると思う。

コメント (4)
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